あなたの英語圏の知り合いで、失業して落ち込んでいる人はいないでしょうか。
そのような人がいたら励ましてけてあげたいですよね。
私はアメリカに住んでいますが、いくらアメリカの雇用は流動性があり、次の職をみつけやすいとはいえ、失業すれば落ち込むものです。
落ち込んでいる人を慰め、励ましてあげられれば、自分も嬉しいし、相手との距離も縮まりますよね。
今回はそのような人のための「失業した人を元気付けて励ますための英語フレーズと、その具体的な使用例」をご紹介します。
なお、失恋して落ち込んでいる友人を励ますフレーズ集もあります。
失業した人を励ますための英語フレーズ8選と具体的な使用例
失業した人に同情や共感を示し励ます英会話フレーズ5選と具体的な使用例
- I am sorry (that) you lost your job. (失業したのですね。お気の毒です。)
- Unfortunately this happens sometimes. (悲しいけれど、こういうことは時々起こるものです)
- Things happen for a reason. (物事が起こるのには、理由があるんだよ)
- That job wasn’t meant to be. (この仕事はあなたの運命でななかったのです。)
- That job wasn’t the right fit. (あの仕事はあなた向けではなかったんだね。)
失業した人をポジティブに前進させて元気付けて励ますフレーズ3選と具体的な使用例
- You can move on to somewhere else. (次の職場に移れるね)
- You can look for something you enjoy more. (もっと楽しい職場をさがせるね)
- It just opens the door for something better to happen for you. (それはあなた起こる何か良いことへの扉を開くさ)
私ごとですが、先日(2020年2月21日)、*勤めていた会社を解雇されてしまいました。ヨーロッパ系の自動車部品の営業事務所で新設された開発部門でエンジニアとして働いていました。
*ちなみに2021年8月に再就職がきまりました。ほっとしました。
米国で解雇された50代、やる気なしでも再就職できた理由とは?
自分なりにベストを尽くしましが、上司と折り合いが合わないせいか、残念ながら解雇されてしまいました。そしてすぐに新型コロナウイルスの騒ぎになり、再就職には時間がかかりそうです。
アメリカでは解雇はよくあることです。私個人としては16年アメリカで働いていて2度目です。

2度目とはいえ、やはりショックだよ。
その晩はルーシー(アメリカ人で私の嫁)と一緒に近所の日本食レストランに飲みに行きました。落ち込みながらおでんを食べているとルーシーが色々と慰め、励ましてくれました。
自分の旦那が失業したというのに不安な顔など全くしません。励ましや慰め、元気付けの言葉がポンポンと出てきます。
そんな言葉を聞いているうちに、なんだか元気づけられました。

元気になってくれてよかったわ。
そこで今回はルーシーから言われて心に染みた、失業して落ち込んだ人への励まし、慰めの言葉を元に英会話フレーズを8つ集めました。
失業した人に同情や共感を示し励ます英会話フレーズ5選と具体的な使用例
落ち込んだ人を励ますといっても漠然としていますよね。
落ち込んだ人を元気付けるには、なにはともあれまず相手の話をよく聞いてあげるのが重要だと思います。相手の状況を理解し、共感してあげる。
私が失業した時、ルーシーはまずじっくり私の話を聞いてくれました。
そしてまず共感し、受け入れてくれたのです。受け入れてくれた事で安心して、ルーシーを信頼することができました。

ふふ、そう言ってもらうと嬉しいわ。
私がルーシー(アメリカ人)から言ってもらって、心に染みた同情、共感を示すフレーズを5つ紹介します。
I am sorry (that) you lost your job. (失業したのですね。お気の毒です。)
音声はこちら↓
まずは簡単なフレーズから。
この場合の「I am sorry」は「ごめんなさい」ではありません。「Sorry」には、「気の毒」という意味もあります。「I am sorry that…」の「That」の後に節を加えて、何に対して気の毒なのかを説明することができます。
このフレーズの場合、「That」の後は「You lost your job(失業した)」ですね。
Unfortunately this happens sometimes. (悲しいけれど、こういうことは時々起こるものだよね)
音声はこちら↓
「This happens sometimes」は慣用表現として覚えておくとよいです。失業を誰の責任にすることもなく、「運命で仕方がなかったのだ」という意味のニュアンスです。
「This」はもちろん失業のことです。会話の前後関係で「This」が失業を示すことが明らかに推測できる場合にこのフレーズを使ってください。
唐突にこのフレーズを使っても「This」が何を示すのか明確でないと伝わりません(使い方は以下の会話例を参照にしてください)。
私はこれをルーシーに言われて、少し心が落ち着きました。
運命なのだから仕方がないですよね。私が至らなかったせいではないのです。失業した人が自分を責めていたりしていた場合、このフレーズを使って慰め、励ましてみるとよいでしょう。
以下にこのフレーズを使った会話例を示します。

Maybe this is my fault. Maybe I should have paid more attention to what my supervisor wanted. That might be the reason I was let go.
(僕が悪いのかもしれないな。もっと上司の意向を読み取ることに注意すべきだった。失業したのはそのせいかも。)

I don’t think so. Unfortunately this happens sometimes.
(そうは思わないわ。こういう事はというのは時々起こるものよ。)

You think so? Thanks. That makes me feel a little better.
(そう思う?有難う。少し気持ちが楽になったよ。)
いかがでしょう。失業している人が自責の念に囚われそうなところを、「運命なので仕方がなかったのだ」と励ましています。
Things happen for a reason. (物事が起こるのには、理由があるんだよ)
音声はこちら↓
このフレーズを失業のケースで使う場合は「失業したのは何か理由がある」というニュアンスの意味です。
理由というのは、例えば、「もっと良い仕事を見つけるため」、とか、あるいは、「疲れているので休む時期なのだ」、などです。
はっきりした理由はわからないが、「次のなにか良いことに進むために起こった事なのだ」というニュアンスの意味です。
例えば、以下のようなシチュエーションで使用すると良いでしょう。失業した人が将来に対する不安を打ち明けています。
会話例:

My wife and I just bought a house and are also expecting a baby in a couple of months. I do not know what to do.
(ちょうど夫婦で家を買ったばかりだし、2ヶ月後には子供が生まれるんだ。もうどうしたらいいかわからないよ。)

Well, things happen for a reason. Maybe your next job will be much better.
(こういう事が起こるのは、何か理由があるのよ。もしかしたら次はもっと良い職場かもよ。)

I hope so. Thanks.
(そうかもね。有難う。)
どうでしょう。「失業したのには理由がある。次には何か良い事があるはず」と言って励ますニュアンスですね。
That job wasn’t meant to be. (この仕事はあなたの運命でななかったのです。)
音声はこちら↓
「Be meant to be…」は日本語にするのが難しいのですが、「…である運命」というニュアンスの意味です。
このフレーズも失業した本人を責めることなく、「仕方がなかったのだ」というニュアンスを前面に押し出しています。
このように、励ますべき相手が職場に対して違和感がある旨を話していた場合に効果があるフレーズだと思います。
このフレーズを使った会話例で雰囲気を掴んでください。

The work was not what I expected. I only had limited access to the necessary information to get my job done. I didn’t get any of the resources that the company promised when I was hired.
(仕事が予想してたのと違った。業務に必要なデータにちゃんとアクセス出来ないし、雇ってくれた時に約束してくれたリソースも結局もらえなかった。)

It sounds like you had been frustrated. That job wasn’t meant to be.
(なんだかストレスが溜まりそうな環境ね。その仕事はあなたの運命ではなかったのよ。)

I guess so. Thank you for listening.
(うん。そう思う。聞いてくれて有難う。)
失業した人が前職に対し、違和感を打ち明けてますよね。このようなシチュエーションで使います。
That job wasn’t the right fit. (あの仕事はあなたにはベストマッチではなかったんだよ。)
音声はこちら↓
「Right fit」で 「ぴったり合う」と言う意味です。これもよく使われます。
このフレーズも前の「That job wasn’t meant to be」と類似した表現です。バリエーションとして覚えておくと良いでしょう。
やはり、相手が職場に対して違和感がある旨を話していたら、使ってみると良いと思います。
以下に会話例を示します。

That company was so bureaucratic. For any requests, even very simple ones, I needed to fill out lengthy paperwork, and I am not good at organizing paperwork.
(あの会社はとても官僚的だったよ。どんな小さなことの申請でも長ったらしい書類を書かなきゃいけなかった。そういう書類の管理は苦手だよ。)

I see. That job wasn’t the right fit for you.
(そう。その仕事はあなたには向いてなかったのね。)

Yes indeed.
(まったくそのとおり。)
前の「That job wasn’t meant to be」の会話例と同じく、失業した人が前職に対し、違和感を打ち明けています。
失業した人をポジティブに前進させて元気付けて励ますフレーズ3選と具体的な使用例

共感、同情を示すフレーズの後は、「ポジティブに前進させて励ます」フレーズ3選です。
失業していつまでも無職というわけにはいかないでしょう。次の職場に希望を持ってもらうようなフレーズを使うのが一般的です。
You can move on to somewhere else. (次の職場に移れるね)
音声はこちら↓
「Move on」で、 「次へ進む」という意味があります。「これまでの職場のことは忘れて、次に進もう」というポジティブな表現ですね。
「Somewhere else」は「別のどこか他の場所」と漠然と失業後の次のステップを表しています。しかし、一般的には、この場合「Somewhere else」は「次の職場」のニュアンスの意味です。
「いままで我慢していたけれども、これで次のステップに移れるね」というニュアンスで使うと良いでしょう。
この「You can move on to somewhere else」の後に「Where…」を加えて「より良い職場へ」という意味を加えると一層明るい未来を表現して励ますことができます。
たとえば、「You can move on to somewhere else where you will be happier and appreciated for your talents (これで、もっとあなたが幸せになって、そして評価される職場に移れるね)」と言うことができます。
「Where」以下で、その前の「Somewhere」を詳しく説明しているのです。
以下に会話例を示します。
失業した人が、同情や共感を得て、少し励まされ、前へ進もうと感じています。

Now I do not need to wake up early at least for a while. I have more energy now. I think now is the time to prepare for next steps.
(しばらく早起きしなくてすむのは、まぁ嬉しいね。すこし元気が出てきたよ。そろそろ次のステップについて準備しようと思うんだ。)

Sure thing. You can move on to somewhere else where you will be happier and appreciated.
(そうだね。これでもっとあなたが幸せになって、そして評価される職場に行けるね。)

Thank you. I feel like I am starting to look forward to working at a new place.
(有難う。なんだか次の職場で働けるのが楽しみになってきた。)
以上の会話例のように、ポジティブに前進しようとしている失業した人の背中を押した感じで励ましています。
You can look for something you enjoy more. (もっと楽しい職場をさがせるね)
音声はこちら↓
このフレーズも「次はもっといい何かが見つかるさ」という意味のフレーズですね。
前述の「You can move on to somewhere else」と同じシチュエーションで使えます。
「Look for…」で「…を探す」という意味で、このフレーズのように、職探しの場合に使っても良いです。このフレーズも「You can move on to somewhere else」と同様のシチュエーションで使えます。
会話例です。失業した人が励まされて前向きになりかけています。

Thank you for listening. I feel much better. Like you said, that job must not have been meant to be.
(話を聞いてくれて有難う。ずいぶんと気持ちが軽くなったよ。君が言ったように、あの職場は僕の運命ではなかったのかな。)

You are welcome. I am glad to hear that you feel better now.
Now you can look for something you enjoy more.
(どういたしまして。気持ちが軽くなってくれてよかった。これで、もっと楽しい職場をさがせるね。)

I will update my resume and will apply for a few positions tomorrow.
(明日さっそく履歴書を書いて何社かに応募してみるかな。)
うまく励まされてポシティブに前進していますね。
It just opens the door for something better to happen for you. (それはあなたに起こる何か良いことへの扉を開くさ。)
音声はこちら↓

ちょっとキザな感じですが、これもよく使う慣用表現です。新しい環境へ移る事を「扉を開く」で表現しています。
以下の会話例のように、失業した人が事実を受け止め、前に進もうとしている時にこのフレーズで励ますと良いでしょう。「Things happen for a reason」との合わせ技です。

When I lost my job, I was shocked and couldn’t believe what happened to me, but now I accept the fact and am ready to move on.
(失業した時、とてもショックで自分に起こった事が信じられなかった。でも今は事実を受け止めて、前に進む準備ができたよ。)

Good for you. As you know, things happen for a reason. It just opens the door for something better to happen for you.
(その意気よ。知っての通り、物事が起こるのは、何か理由があるのよ。そしてそれは次に起こる何か良いことへの扉を開くわ。)

ちなみに「It just opens the door for something better to happen for you」は失恋した友人を元気付けるのにも使えるわ。このサイトでも紹介しているので参考にしてみて。

失業した人をポジティブに前進させるフレーズを使用するときの注意点とは?
ポジティブに前進するフレーズを使用する場合には、ちょっと注意が必要です。
以下で説明します。
私が失業した時、前職には戸惑いがあり、あまり未練はありませんでした。ルーシーはそれを知っていて、「次の職はもっとよいはず」系のフレーズで励まし、そして元気付けてくれました。
なにか未来が明るくなったようで、心が軽くなりました。私の場合、会社に未練がなかったのでこれらのフレーズが心に響いたのでした。
次に進む準備が出来ていないようならこれらのフレーズを使うのはもちょっと先延ばしにするのが良いでしょう。
失業した人を励ますのに英語では「頑張れ」とは言わない方がいい理由とは?

失業した人を慰め、そして元気付けて励ますフレーズを紹介してきました。
紹介したフレーズはルーシー(アメリカ人)が失業した私を励ましてくれた時に使ったものです。
しかし、ルーシーは日本語で「頑張れ」に相当するニュアンスのフレーズは一切使っていません。
アメリカでは、失業した相手に対して「頑張れ」という言葉を使うと、下手をすると「あなたの努力が足りない」という解釈にとられてしまう可能性があるからです。

もちろん頑張ってなんて言わないわ。あなたが十分頑張っているのはわかっているもの。
英語ではあまり頑張るとは言わないのです。
もちろん、英語にも「頑張れ」に相当する表現は少ないですがあります。例えば下の例文を見てください。
上記のフレーズは、いつまで経ってもクヨクヨして次の行動に移さない人には良いでしょう。
でも、落ち込んでいるときにこのようなことを言われれば余計に落ち込んでしまう可能性があります。
特に頑張ってきた人は、「 これ以上何を頑張れというのか。この人はちゃんと私のことをみているのだろうか」と考えてしまうかもです。
だからまず相手を全肯定するのです。私も嫁が悩んでいたり、落ち込んでいるときはまず、全肯定します。
「あなたはよくやっている。そのままのあなたを受け入れます」という考えがまず根底にあるのです。アドバイスはその次です。
終わりに
いかだでしたか。英語では頑張ると言うよりは、相手を全肯定し、癒すことによって励ます表現が多いです。
全肯定し、共感したあとで、状況をみてポジティブに全身を促すのが一般的な英語での元気付け、励ますステップのようです。
私はルーシーに言われたこれらのフレーズで励まされ、ちょっと元気がでました。
落ち込んでいる知人がいればぜひ以上に挙げた例文を参考に励ましてあげてください。
最後までお読みいただき有難うございます。コメントを残していただけると作者が喜びます。
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