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「道」の英語表現 Road, Street, Drive, etc. なにが違う?

道は英語で「Road」と訳されることが多いですが、アメリカにいると道にも様々な種類があることに気づきます。

Street、Avenue、Drive、その他いろいろあります。

これらは何が違うのでしょう?

今回は、それぞれの道の違いを説明します。各々の道の雰囲気を掴んでもらうために、北米に住む筆者が実際に近所の道の写真を撮ってきました。



「道」の英語での定義とは?

ロード、ストリート、アベニューなど、英語では道の種類別に様々な表現があるわけですが、その定義は必ずしもはっきりとしているわけではありません。

しかし、ざっくりと主要な道のタイプを説明すると、以下の表のようになります。

カタカナ英語省略形説明
ロードRoadRd.2つの目的地を結ぶ道
ストリートStreetSt.両脇に建物のある公共の道。しばしばAvenueと交差している。
アベニューAvenueAve.樹木や建物が両脇にある道。しばしばRoadと交差している。
ブルバードBoulevardBlvd.街中にある両脇に街路樹や緑がある道。ふつうは中央分離帯が備わっている。
パークウェイParkwayPkwy.景観を整えられた広い道路
ドライブDriveDr.湖や山の地形に沿ったクネ曲がった道
レーンLaneLn.狭い道。郊外で見られる。
ウェイWayWy.Roadから入っていく脇道
プレイスPlacePl.片方が行き止まりの道
コートCourtCt.片方が行き止まりのループになっている道
トレイルTrailTrl.野原や森などの人が通れるほどの狭い道なのだが、Roadかと思われるような道にも使われることがある

以上が英語での大まかな道の種類の違いの説明です。

しかし、これらの説明はあくまで目安であり、必ずしも全てのケースで当てはまるわけではありません。

特に、ロード(Road)から住宅街(Subdivision)に入ると、ドライブ(Drive)、レーン(Lane)、ウェイ(Way)、コート(Court)、プレイス(Place)など、様々な道の呼称が見られますが、上記の表のように明確に区別されているとは思えない道が散見されます。

住宅の業者が適当に名付けた感があることが多いです。

ロードから住宅地へ
ロードから住宅街への入り口 住宅街へ入ると、ドライブ、レーン、ウェイなど、様々な名称が付けられているが、必ずしも定義にそっているわけではない。

以上をふまえて、私の住んでいる地域の色々な道の写真を次章で掲載しました。それらの道の大体のイメージが掴めるかと思います。



道の種類

アメリカでよく見かける一般的な道を写真付きで紹介します。英語表記のほか、わかりやすいようにカタカナも表題に示します。筆者の近所で写真を撮ってきました。

ロード、Road (Rd.)

ルーシー
ルーシー

ロードは最も一般的な道路で、一番よく見かけます。街から街へと2つの目的地を結ぶのがロードです。

ロード(Road)の写真
ケンジントンロード(Kensington Rd.)

ストリート、Street (St.)

ルーシー
ルーシー

ストリートは市街地にあり、両脇に建物のある道路です。

アメリカでは大抵の街でメインストリート(Main Street)と呼ばれる道があり、その道から街が広がっていくような構造になっています。

ストリートの写真
アナーバーのメインストリート (Main St.)

アベニュー、Avenue (Ave.)

ルーシー
ルーシー

アベニューもストリートと同様に市街地にある、両脇に建物がある道路です。一般的にはストリートよりも広く、ストリートと直交しているイメージです。

しかし、必ずしもこのイメージが当てはまるわけではなく、現実にはストリートとアベニューは区別がつきづらいことも多いです。

アナーバーのフォースアベニュー(4th Ave)の写真
アナーバーのフォースアベニュー(4th Ave.)

アベニューはしばしばストリートと交差しています(いつもとは限らない)。

アベニューとストリートの表示版
フィフスアベニューとリバティストリートの表示版 両者は直交している

ブルバード Boulevard (Blvd.)

ルーシー
ルーシー

ブルバードは市街地にある両脇に街路樹がある道路です。中央分離帯で分かれていることもあります。

ブルバードの例
アナーバーのボニスティールブルバード (Bonisteel Blvd.)

パークウェイ Parkway (Pkwy.)

ルーシー
ルーシー

パークウェイは景観を整えられた広い道路です。

パークウェイの例
パークウェイ(Parkway)の例

ドライブ Drive (Dr.)

ルーシー
ルーシー

ドライブは湖、川、山などの自然の地形に合わせて作られた曲がりくねった道です。

ドライブの例
ドライブ(Drive)の例

しかし、住宅街に入ると、特に地形に合わせたとは思えない真っ直ぐな道にもドライブと名付けられている道もあります。

レーン Lane (Ln.)

ルーシー
ルーシー

レーンは狭い道で、郊外でみられます。住宅街ではレーンと名付けられている道をよく見かけます。

レーンの例
レーン(Lane)の例

ウェイ Way (Wy.)

ルーシー
ルーシー

ウェイはロードから入っていく脇道です。ウェイも住宅街でよく見かけます。

ウェイ(Way)の例

プレイス Place (Pl.)

ルーシー
ルーシー

プレイスは片方が行き止まりの道です。通常道幅はせまいことが多いです。やはり、住宅街でよく見ます。

プレイス(Place)の例

コート Court (Ct.)

ルーシー
ルーシー

コートはプレイスと同様、片側が行き止まりの道。プレイスとの違いは、行き止まりの端がループになっていること。やはり住宅街でよくみられる。

コートの例
コート(Coat)の例1 先がループになっている
コート(Coat)の写真 先がループになっている

トレイル Trail (Trl.)

ルーシー
ルーシー

トレイルというと通常は人が通れるほどの野原や森などの狭い道のことですよね。

トレイル(Trail)の例

なはずなのですが、、、

結構普通の道路にもトレイルと名のつくものが多いです。例えば、ポンティアックトレイル(Pontiac Trl.)などはごく普通の自動車道路です。

ポンティアックトレイル(Pontiac Trl.)

このようなトレイルは、自動車が発明される前から存在する古い道で、それが自動車用道路になった後も名前が変更されることなくそのままであることが理由のようです。

以上、簡単ではありますが、道には様々な英語の表現があります。その主なものを種類を紹介してきました。お役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。コメントを残していただけると作者が喜びます。



コメント

  1. Seiji Hanada says:

    L.A.にも家族と何年か暮らし、少し気になっていたが確かに ブラジルには なかった
    細かい道路の呼称の使い分けは アメリカ人らしくもなく不思議でした。ただ、Broad Way
    だけは、日本の銀座のように地方にも沢山あって 思わずニヤリとさせられました。