海外のちょっと高級なホテルでは、チェックインの時にクレジットカードを提示する段階で、Do you want to add a credit card for incidentals? (Incidentalsをクレジットカードに加えますか?)と訊かれることがあります。
参考音声↓
これは、Incidental chargesのことを訊いているのです。
Incidental charges(またはIncidentals)は、辞書では「付帯費用」などと訳されていますが、要は宿泊費の他にかかる費用のことです。
例えば、部屋で有料のドリンクやスナックを消費した場合や、ルームサービスを利用した場合にかかる料金などです。有料の映画が部屋でみられる場合もありますよね。
こういう、宿泊費に含まれていないサービスを使用した分だけクレジットカードに請求してよいかをチェックインの時に尋ねているのです。
Yesと答えると、$100ほど(金額はホテルによる)前もってクレジットカードに加算され、利用しなかった分が後で払い戻されます。$100以上利用すればもちろんその分を請求されます。
例えばホテルの食堂を利用する場合に、席に着いた時に部屋番号をサーバーに伝えるだけで精算が済んでしまうので便利です。
Noと答えても現金での支払いを要求される場合もあるようです。
いずれにしてもチェックアウトの時に使わなかった分は払い戻しされます。
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コメント
incidental cost を調べてここに来ました
目的とは異なりましたがIncidental Chargesを知ることができよかったです
コメントありがとうございます。お役に立てて幸いです。
ホテルの例では、Incidental cost はIncidental chargeで請求されるコスト、と考えてよいです。やはり宿泊費に含まれない、ルームサービスなどの費用(コスト)ですね。
もっと一般的な意味での、Incidental costは、主要な費用とは別に副次的に発生する小さなコスト、というようなニュアンスがあります。
例えば税制上、出張時において、主要な費用に付随して発生するマイナーな費用(レストランでの食費に付随して発生するチップなど)、がIncidental costに当たるようです。
参考にしていただければ幸いです。