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大人の休暇!湖畔の宿でゆっくりを楽しむ【ミシガン、トラバースシティ】

ミシガン州のトラバースシティ(Traverse City)でベッドアンドブレックファスト(朝食付きの民宿)に泊まり、ゆったりとした大人の時間を過ごしてきました。その宿のレポートです。

トラバースシティはミシガンの北西に位置し、ミシガン湖のグランドトラバース湾(Grand Traverse Bay)に面した景色が美しい町です。浜辺もあり、まるで南国の海のように湖の色が明るい水色です。

ミシガン湖の写真
ミシガン湖、水がきれい
ミシガン湖の写真
ミシガン湖を望む

トラバースシティは大人から子供まで楽しめる観光地ですが、私たち夫婦は、あまりせかせかせず、のんびりとのどかな農村地帯でゆっくり過ごしたいと思い、ダウンタウンから少し離れた静かな場所にある宿で休暇を過ごしました。

そのベッドアンドフレックファスト(朝食付きの民宿)が素晴らしかったのでここで紹介します。とてもリラックスできました。

トラバースシティの場所

トラバースシティ(Traverse City)はミシガン州の北西に位置し、デトロイトからは車で約4時間強です。冒頭で申し上げた通り、ミシガン湖のグランドトラバース湾(Grand Traverse Bay)に面した観光地です。

訪問した時期

私たち夫婦が訪問したのは2021年6月の初めです。幸い天気に恵まれ、気温も長袖のセーターに薄手のジャケットがあれば快適、という感じでした。

のんびりするならオールドミッション半島の宿がおすすめ

休暇なのであまり予定を詰め込まず、のどかに景色を楽しみたいので、宿もしずかな場所をえらびました。

大人のバケーションで重要なのは宿選び。静かで雰囲気の良い宿でゆっくり過ごしたいものです。

もちろんダウンタウンにはたくさんの宿があるのですが、のんびりの旅なら是非オールドミッション半島(Old Mission Peninsla)の宿に泊まることを強くお勧めします

オールドミッション半島は賑やかなダウンタウンからは少し離れた、北側に位置する半島です。

この半島はワイン醸造用のぶどう畑や、さくらんぼの果樹園の広がる静かな雰囲気が魅力です。

Old Mission Peninsulaの葡萄畑
Old Mission Peninsulaのブドウ畑、向こうに湖が見える

今回はミッション半島にあるNeahtawanta Innにお世話になりました。

Neahtawanta Innの看板
宿の入り口の看板

この宿は個人で経営しているようで、いかにも民宿という感じです。オーナーと、そのお孫さんとその婚約者が暖かく迎えてくれました。アットホームで良いです。

Neahtawanta Innの紹介

Neahtawanta Innの場所

Neahtawanta Innはオールドミッション半島の上の方、西側にあります。とても静かで落ち着いていて、湖畔にあります。

ホテルは主要道から少し奥まったところにあります。ホテルの前の道は舗装すらされていません。ゆっくり出来そうです。

Road next to the hotel
ホテル前の道、未舗装である

下の写真が裏庭から見たホテルの全体像。湖を望みます。客室は全部で5つしかありません。

ホテルの建物の写真
裏庭からの建物の写真

裏庭

ホテルの裏庭は湖に面しており、椅子やテーブルが設置されていて、湖を眺められるようになっています。これが気に入ってこの宿に決めました。まずは裏庭の写真をごらんください。

裏庭の写真
裏庭から湖を望む
裏庭の椅子とテーブル
椅子とテーブルが湖に面して設置してある

桟橋

裏庭の先を下ると小さな浜辺になっており、そこに桟橋がかかっています。椅子があるので、そこから湖を眺めることができます。

特に夕方が綺麗でした。

桟橋の写真
桟橋
桟橋、クローズアップ
桟橋、夕方
桟橋、夕方の景色

オールドミッション半島の中でも小さな湾に面しているので波がとても静かです


こういうところで時間を忘れて読書などをするのが大人の休暇というものでしょう。私たちは毎朝朝食のあと、ここで湖を眺めたり、読書をしてすごしました。

プロポーズの瞬間を目撃!

桟橋では夕方、ちょっとロマンチックな出来事がありました。

若いカップルがずいぶん長いことこの桟橋の椅子に座ってイチャイチャしていたのです。

随分長いことハグしたりキスしたりしていて、仲の良いカップルだな、と思っていました。

翌日の朝食の時に聞いて知ったのですが、その若いカップルの男性はそのときプローポーズしていたそうです。

こんなことを目撃できるのも小さな民宿の良さかもしれません。

ポーチ

裏庭に面してポーチがあります。ここからも湖が眺められます。

ポーチの写真
ポーチから裏庭を見る
ポーチから裏庭をみる

リビングルーム

リビングルームは裏庭に面しており、そこから湖がみえます。本棚にはたくさんの本があり、またボードゲームも置いてあります。

全部で5部屋ほどしかない民宿なので、このリビングが混み合うことはありませんでした。ほとんど貸切状態。

リビングルームの写真
リビングルーム、窓の外はポーチ

リビングルームには暖炉があります。冬に訪れても楽しそうです。

暖炉
リビングルームの暖炉

グレタさんの写真が壁にかかっていました。

グレタさんの写真
グレタさんの写真がかかっていた


リビングルームは落ち着いたいい雰囲気を醸し出しています。この建物は1800年代にコテージとしてつくられ、そして1906からホテルとしての営業を始めたようです。

100以上の歴史があるわけです。

なんとリビングルームにはテレビがありません。しかしこれは欠点ではなく長所でしょう。雑音なしでゆっくり過ごすことができます。ただし、Wifyは完備しています。

食堂

リビングルームに隣接するのが食堂です。

この民宿はベッドアンドブレックファストなので、朝食が付きます。朝食はこの食堂で食べます。9:00〜10:00の間に空いている席に着席すると、その日の朝食を持ってきてくれます。

コロナ以前はバイキング形式だったそうです。しかしフルサービスが好評のようで、コロナ以降もバイキングに戻すつもりはないと話していました。

食堂
食堂、ここで朝食をとる

食堂には流しがあり、セルフサービスでお茶が飲めるようになっています。ここでお茶を沸かしてポーチや裏庭で景色を楽しみながら飲むこともできます。

流し
食堂にある小さな流し、お茶はセルフサービスで飲み放題

部屋の様子

続いて私たちが滞在した部屋の紹介です。私たちが泊まったのはRoom1。1階にあります。1995年に加えられた部屋です。個人経営の民宿らしく、綺麗でアットホームな部屋でした。

Room1の写真
Room1の写真

バスルームはきれいでした。ちょっとシャワーの出が悪かったですが、問題ありません。
石鹸、シャンプー、リンスは備え付けられていました。

バスルームの写真

面白いことに部屋にはテレビがありません。バケーションに来てまでテレビを観るのは野暮というものでしょう。湖を眺めたり、外を散歩したりすべきです。

しかしWifyは完備しています。通信速度も問題なく、動画もストレスなく再生できました。

Room1は1階にあり、窓が湖に面していないので、正直あまり景色はよくありませんでした。部屋から景色を堪能したいのなら2階にある部屋を予約すると良いでしょう。

部屋から見た景色
部屋から見た景色、あまりよくはない

朝食のメニュー

3泊4日の滞在だったので、朝食は3回いただきました。メニューは日によって異なり、その日の固定のメニューとなります。

私の妻のルーシーはビーガン(菜食主義者)なのですが、事前に連絡していたため、快く対応してくれました。

初日の朝食メニュー

初日はジャガイモの炒め物の上に目玉焼きがのっているものでした。普通に美味しくいただきました。

朝食1日目、目玉焼きとジャガイモ炒め


下はルーシーのはビーガンの朝食。目玉焼きの代わりにレタスが添えられています。

朝食1日目、ビーガン、じゃがいも炒め

その他、下の写真の品が出されました。

左からアプリコットのジャム、ビーガンバター(マーガリン?)、フルーツサラダ、そして一番右のビンはチョルラというホットソースです。アメリカではかなり有名です。

ホットソースは目玉焼きにかけたりします。

朝食、サイドディッシュ

ちょっと美味しかったのがアプリコットのジャム。アプリコットは他州産ですが、加工は地元で行われているとのことです。

このジャムはこのホテルで購入することができます。

ジャムの販売
地元産のジャムが購入できる

二日目の朝食メニュー

2日目の朝食はメキシコ料理のタコスでした。これが一番美味しかったです。

朝食2日目、タコス

下の写真はビーガン仕様。ビーガンチーズがふりかけられています。

朝食2日目 タコス、ビーガンバージョン


もちろんサワークリーム、ワカモレ、サルサも付いてきました。どれも手作りの美味しさでした。

朝食2日目、サワークリーム、ワカモレ、サルサ

三日目の朝食メニュー

最終日、3日目の朝食はブルーベリーのパンケーキでした。普通のとビーガンのと両方用意してくれました。バターも普通のとビーガンバター(マーガリン?)を付けてくれました。

朝食3日目、パンケーキ

猫のマルコ君

リビングや裏庭でまったりとしているとホテルの飼い猫のマルコ君が挨拶にきます。

とても人懐こい猫で、リビングのソファで読書をしていると私に寄り添って寝息をたてたり、外で湖を眺めていると草むらからひょっこり顔を出したりします。

猫のマルコ君
裏庭を散歩中のマルコ君
猫のマルコ君
猫のマルコ君、ソファーで昼寝中
ソファで昼寝中のマルコ君

マルコ君は室内飼いではなく、外に出入り自由だそうです。田舎なのであまり心配はないとオーナーさんが話してくれました。

車が来ると逃げる性格なので、交通事故の心配も少ないそうです。

もともと救助された猫で、外の暮らしが長かったせいか、室内に閉じ込めておくとストレスが溜まるようです。

下は玄関の横にあるマルコ君専用の出入り口の写真です。左の小さいのがそれです。

猫のマルコ君の出入り口

マルコ君はそこから自由に出入りできるのです。

この出入り口には鍵がかかっているのですが、マルコ君にはマイクロチップが首のところに埋め込まれており、センサーがそれを読み取って、マルコ君が来た時のみ自動で開くようになっています。

アライグマなどの他の野生動物が入ってこないための配慮とのことです。なかなかハイテクです。

その他の施設

その他の施設にもをサラッとふれておきます。

図書室

リビングルームの隣は図書室です。やはり静かで落ち着いたかんじです。

図書室の写真

ヨガルーム

このホテルにはヨガルームがあります。クラスがない時は勝手に自由に使えます。

残念ながら写真を撮るのを忘れてしまいましたが、結構広い板の間でした。

ホテルのオーナーが地元でヨガを教えているそうです。もしヨガクラスを受けたい場合は、ホテルの主人の人に前もって連絡を入れれば、情報がもらえます。

気になった点

以上、ゆっくりできて大満足な滞在だったのですが、どんなに素晴らしい宿でも欠点はあるもの。ちょっと気になった点にも触れておきます。

まず、音漏れが普通のホテルよりもあります。もともとホテルとして建てられたものではないので、ちょっと壁が薄いです。

私たちの部屋のとなりは台所だったのですが、声が聞こえてきました。

そんな感じなので、21:00以降は静かにするようお願いされました。

部屋の鍵にもちょっと問題がありました。鍵の調子が悪く、ドアをすこし持ち上げながらでないと鍵がかけられませんでした。まぁ、すぐにコツは覚えられたのであまり問題はありませんでしたが。

そういうのまた個人経営の民宿の味だったりしますが。

あとはシャワーの出がちょっと悪いかな、と感じました。でもちゃんと暖かいお湯がでます。

予約の方法

Neahtawanta Innの予約の方法ですが、電話か、Eメールで受け付けています。宿泊費などの質問も電話かEメールで受け付けているようです。詳しくは公式サイトをごらんください。

公式サイトはhttps://www.neahtawantainn.comです。空き部屋情報もあります。

とはいっても英語で電話やメールはハードルが高い、という方もいるでしょう。じつはThe Neahtawanta InnはAirbnbでも予約が可能です。

Airbnbなら全ての手続きがオンラインで可能です。Neahtawanta Innで検索してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。コメントを残していただけると作者が喜びます。

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