ワンホイールという、電動のスケボーを購入しましたがめちゃくちゃ楽しいです。
今回はそのワンホイールのレビューです。
ワンホイールとは
ワンホイール(Onewheel)は、電動のスケートボードで、ボードの真ん中に大きな車輪が一つあるのが特徴です。
下の写真のような形をしています。写真はPint X(パイントエックス)というモデルです。
このボードの上に乗り、体重を移動させて速度調整、旋回を行います。
百聞は一見にしかず、まずは下の動画をご覧ください。
上の動画は私がワンホイール購入してからおおよそ2週間後に撮影したものです。
ワンホイール(Onewheel)は、 アメリカはカリフォルニアに本社を置くFuture Motionという会社の製品で、Onewheelは米国内で設計、製造されているそうです。
設計だけでなく、生産まで米国というのはなかなか凄いですね。
すぐにのれるの?難易度は?
こんな感じのワンホイールですが、難易度はどうなんでしょう?すぐに乗れるのでしょうか?
私は買った次の日に早速近所の交通量の少ない道路で練習してみましたが、その日のうちに乗れるようになりました。
ちなみに私は52歳。ボードのたぐいは40年ほど前にほんのちょっとスケートボードを弟に借りてやってみた程度です。
1時間ほどの練習で乗れるようになった
まず、最初の1時間はとにかくバランスを取るのに必死。普通に立っているのもままなりませんでした。
これは難しい。乗れるようになるのには数日かかるのでは、と考えて1時間ほど休憩を挟んで再挑戦しました。
そこでふと考えました。
待てよ、自転車って止まっているほうがバランスがどりづらいよな。もしかしたら少し走ったほうがいいのでは、
と思い、そろそろと走り出すと、、、
あら不思議、結構乗れます。
その調子で練習したら結構乗れるようになり、近所の駐車場を走り回れるようになりました。
というわけで、結構簡単に乗れるようになります。
運動神経の良い人なら30分ほどもあれば普通には乗れるようになると思います。
その後、日に日に上達していきました。その上達具合を簡単にまとめます。
2日目
ちょっと慣れてきたので、近所のスーパーに行こうと試みる。途中、歩道の路面の状態が悪く、ボードが振られて転んだ。
後頭部を少し打った。ヘルメットの重要性を実感した。
スーパーに行くのは無理と諦め、路面の状態の良い場所を選んで練習した。
3日目
引き続き練習。路面の悪いところでまたこけて後頭部を打つ。やはりヘルメットは重要。
小回りの八の字の練習中にもこける。修行が必要。
4日目
小回りも上手くなってくる。タイトターンではスピードを殺しすぎないよう、重心の調整を心がける。
近所のサイクリングコースを十マイルほど堪能。全てアスファルトまたはコンクリート。
5日目
未舗装のサイクリングコースを試す。
サイクリングコースなので未舗装でもよく整備されている。とはいえ、ボードが振られて難しい。1時間ほど走ると慣れてきた。
コツは、ある程度ボードに振れてもらう。足首をリラックスさせれば振られながらも安定することに気づいた。
以上のように、日に日に上達していくのがわかって楽しいです。
危なくないの?
ワンホイールはその名が示す通りタイヤが1つしかついていません。
アンバランスですよね。まぁ、そこが楽しいのですが。
なので、ちょっと危なそう、と思う人がいるかもしれません。当然、ローラースケートやスケートボードなどのスポーツと同様に、ある程度の危険は伴います。
ここではちょっとその危険性も書いてみます。
ノーズダイブに気をつけろ
ワンホイールにはその構造上避けられない危険性があります。
それがノーズダイブです。
ノーズダイブとは、気持ちよく走っている時に突然ワンホイールがストップして、乗っている人が前に投げ出される現象です。
私の購入したPint Xという機種で最高速が時速18マイル(28. 8キロメートル)です。こんな速度でいきなり前に放り出されたらかなり危険だということがわかるでしょう。
これは、モータ出力を変化させてバランスをとる、というワンホイールの構造上避けられません。モーターの限界を超えても前に体重をかけてスピードを出せば、バランスを失ってしまうのです。
下はノーズダイブの動画です。かなり痛そうです。
ワンホイールにはノーズダイブを警告する機能がある
このように非常に危険なノーズダイブですが、ワンホイールにはノーズダイブを事前に知らせる機能がついています。
それがプッシュバックです。
このプッシュバックを無視してスピードを出し続けない限りノーズダイブの危険性は大幅に減ります。
ふ〜ん、で、プッシュバックってどんなの?
プッシュバックとは、乗っている人がモーターの限界ギリギリまでスピードを出した場合に、ボードが後ろに傾く機能のことです。
私のワンホイール(Pint x という機種です)で試しましたが、 時速17マイルを超えた時に発動しました。
ボードがスーッと後ろに傾くのが分かりました。
このプッシュバックを無視するとノーズダイブになります。お気をつけください。上のノーズダイブの動画をよくみると乗っている人がボードが後ろに傾いているのを無視してスピードを出しているのが分かります。
CPSCはワンホイールの使用を推奨していない
実はCPSC(Consumer Product Safety Commission、 消費者製品安全委員会)はワンホイールの使用をただちに中止するよう警告しています。この警告は2022年11月16日に発せられました。
CPSCのWebサイトをみると、Ejection (放出)の危険があるとの旨がありますが、 これはノーズダイブのことだと私は推測しています。
もちろんワンホイールの製造元、Future Motionはこの警告に異議を唱えています。
CPSCには強制力がないようで、まだワンホイールは購入できます。自己責任で使用しろ、ということでしょうか。
私は気をつけながら使っています。しかし、気になる方は購入を控えた方が良いでしょう。
ワンホイールの値段
こんなに楽しいワンホイールの値段です(2022年11月現在)。
ワンホイールは全部で3種類あって、それぞれの値段は以下です。私はPint Xを購入しました。
モデル | 値段 | コメント |
---|---|---|
Pint(パイント) | $1,050 | 廉価版モデル、航続距離6〜8マイル |
Pint X(パイントエックス) | $1,400 | Pintの航続距離を伸ばしたやつ。12〜18マイル |
GT | $2,200 | 最高級モデル。速いし、パワーがある。航続距離20〜32マイル |
ワンホイールはどこで買うの?
さて、 次はワンホイールの購入方法です。
私はオンラインで直接製造元のFuture Motionから購入しました。こちらがサイトへのリンクです。
私が購入したのはPint Xというタイプです。 注文後一週間ほどで届きました。北米在住ですが、送料は無料でした。
日本にも発送してくれるようです。購入の手続きに沿っていくと、Shipping address にたどり着きます。そこで、Country/regionの欄でJapanを選択します。
北米以外に発送の場合は、送料は有料のようです。試しに適当な日本の住所をいれてやってみたら、送料は250ドルほどとでました。
ワンホイール開封
それではワンホイールの開封の様子を書いてみます。
会社から帰宅するとワンホイールが届いていました。大きいのがワンホイール本体、小さいのが追加で購入したアクセサリーです。
大きい方の箱を開けると中にワンホイールの箱が入っていました。私が購入したのはPint X(パイントエックス)です。
箱を開けると丁寧に梱包されたワンホイールが出てきました。
カバーを取りました。足の滑り止めの部分が白く汚れています。まぁ、使っていればすぐに汚くなると思うので気になりません。
タイヤの横には持ち運び用の取手がついています。本体は結構重いので、この取手は助かります。
取手はオプションでグレードアップできます。金属製で、指が当たる部分にラバーがついています。持ちやすいほうが良いので、この取手を購入しました。
ワンホイールはタイヤがむき出しです。水たまりを走ると泥がズボンに付くとのことなので、フェンダーをオプションで購入しました。カーボン製です。プラスチック製のフェンダーもあり、そちらはもっと安いです。
購入したアクセサリーを全て装着した状態です。横のミントグリーンはカバーです。これもアクセサリーで色が色々選べます。
下の写真は購入して二週間後のワンホイールです。転んだりして、ワンホイールもコロコロ転がったり、色々と衝撃を受けているので、結構キズがついていますね。
私的にはこれは使い込んだ感じが出てきてカッコよくなってきたと思っています。
というわけで今回はやってみたら楽しかったワンホイールを紹介してみました。
それでは。
コメント
公道走行が違法であることはご存じですよね。
WEBで不法行為を公言するのでは無く、こっそり乗るのが限界かと。
https://response.jp/article/2018/09/28/314469.html