2024年4月にアメリカの田舎町に旅行したのですが、なにげに屋外にV-1が展示してあり驚きました。
インディアナ州のGreencastle(グリーンキャッスル)という街で、インディアナポリスから西に約1時間ほど行ったところにある町です。
V-1とは第二次対戦中にドイツが使用した巡航ミサイルのV-1です。なぜこんなところにあるのでしょう?
下の写真のように、屋外に展示してあって、Greencastle(グリーンキャッスル)の courthouse (裁判所) の南西の角にありました。もちろんタダで見学できます。
写真を数枚撮りましたのでここで紹介します。
経緯
しかしなぜインディアナ州のこんな田舎町にV-1があるのでしょう?V-1の下に説明がありました。
訳してみます。
この兵器はドイツで製造されたV-1,通称「バズボム(ブンブンいう爆弾、の意)」である。アドルフ、ヒトラーはこの現在のクルーズミサイルの祖先であるV-1を1944年にロンドンに放った。これは文字通り「空飛ぶ爆弾」で、当時ドイツの新兵器であった。
正式にはこれはFZG-76である。この無人機の呼称は連合国のスパイにその正体を知られない為である。イギリスでは「蟻地獄」として知られた。展示機は米国に2つ現存する機体のうちの一機である。他の一機はワシントンDCのスミソニアン博物館にある。これは第二次大戦でパットナム郡から出兵し戦死した人々の追悼の意を込めてここに展示するものである。
というわけで、戦死者の追悼の目的で展示されているようです。米国に現存する2機のうちの一つ、とあり、ものすごく貴重じゃん、と思いましたが、調べてみると米国に現存するのは2機だけではないようです。
V-1がグリーンキャッスルに来た経緯はここに詳しくありました。J. Frank Durhamというグリーンキャッスルの住人の方のおかげだそうです。
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