先日、ビル・パーキンス著の Die With Zero を英語で読みました。
英語学習の一環として読んだのですが、とても読みやすく、内容的にも考えさせられる一冊でした。
今回は、英語の難易度や読後の感想をまとめてみます。
英語の難易度:ハリーポッターよりずっと読みやすい
まず英語のレベル感から。
私はTOEIC885点ですが、ほぼスラスラ読めて、1週間以内に読み終えました。辞書は一度も使いませんでした。
以前、ハリーポッターの原書を読んだときは、比喩表現やイギリス英語の癖もあり、少し骨が折れました。一方で、この本は“情報を伝える系”の英文なので、非常に理解しやすかったです。
語彙もシンプルで、論理の流れも明快。英語多読の練習としてもおすすめできます。紙の本でも十分読めますが、単語力に不安がある人は電子版の辞書機能を活用すると良いと思います。
内容の要点:「お金を貯める」より「使うタイミング」
著者ビル・パーキンスの主張は明確です。
「死ぬときにお金も後悔も残さない」
つまり、“貯めること”より“使うタイミング”が大切だということです。
実を言うと、この考え方は読む前から自分の中にもありました。だから読みながら「やっぱりそうだよな」と共感する場面が多かったです。新しい発見というより、自分の生き方を再確認するような読書でした。
自分の体験:40代で「経験」にお金を使ってよかった
私は40代半ばごろまで、けっこう自由にお金を使っていました。
妻や友人と週に数回外食をしたり、年に数回は海外旅行にも行きました。
カリブ海クルーズには何度か行ったし、イタリアのローマ、フィレンツェ、ベニスを2週間かけて旅したこともあります。
ローマでは一泊700ユーロのホテルに泊まったり、ニューオリンズやニューヨークにも頻繁に出かけていました。
今でもオートバイを2台所有したりしています。
このころは401Kの拠出も5%程度しかしていなかったので、今思えば、もっと投資に回していれば老後資金は倍になっていたかもしれません。
それでも、まったく後悔はありません。
体力があり、食事も心から楽しめた40代で、ああいう経験をしておけて本当に良かった。ローマの街を朝から晩まで歩き回れたのも、今の自分にはもう難しい。この実感が、本のメッセージ「お金の価値はタイミングで変わる」とぴったり重なりました。
「今あげる」ことの意味を考えた
本の中で印象に残ったのが、「死後に残すより、生きているうちに与えよう」という考えです。それを読んで、28歳のころの自分を思い出しました。
当時、私はお金がまったくなく、留学したい気持ちはあったけれど諦めかけていました。そのとき、親が200万円を出してくれました。
そのおかげでアメリカ留学ができ、今の自分の人生につながっています。
もしあの時もらえず、代わりに今「遺産」として何千万円、何億円もらえるとしても、28歳の時に
もらった200万円のほうがずっと価値があると思います。
若い時にしかできない経験というのは確かにあります。英語を身につけ、世界中の友人と出会い、恋をして、視野が広がった。いま同じお金をもらっても、あの経験は二度とできません。
まとめ:「お金は使えば減るけれど、経験は残る」
Die With Zero は、お金の本というより「時間の使い方の本」だと思います。英語も平易で、英語学習者が読む実用書としてちょうど良いレベルです。
読後に感じたのは、「あの時やっておいてよかった」という記憶こそが、人生の本当の資産だということ。お金は使えば減るけれど、経験は死ぬまで自分の中に残ります。
“Die With Zero” ― この言葉は、英語学習にも人生にも通じる、シンプルだけれど重いメッセージでした


コメント
お久ですね。
Die With Zero は、お金の本というより「時間の使い方の本」だと思います。
全くその通りだと思います。私も(妻も)もDie with Zeroを目指したいとは思うのですが、いつお迎えが来るかわからないので、そこんところが本当に難しいんですよね。