「水に流す」にビッタリ当てはまる英語表現はないので、シチュエーション別に分けて考える必要があります。
下の目次にあるように、3のシチュエーションに分けて例文を載せました。
自分に合うシチュエーションの項目にジャンプして、例文を参考に使ってみてください。
水に流す、の英語表現、3つのパターン別
過去を水に流して仲直りしよう
お互いに色々あったけど、過去の事は水に流そう、というニュアンスなら、難しく考えず、単純に「過去の事は忘れて」を英訳した「Forget about our past (我々の過去を忘れる)」で大丈夫です。簡単ですね。
過去のことは水に流して一から始めよう。
Let’s forget about our past and start over.
Forget aboutは、第3者視点から見た場合も使えます。
彼らは過去の事は水に流して一から始めることにした。
They decided to forget about theirpast and start over.
Let bygones be bygones (過去を過去にする)なんてのもあります。
A: 君と僕、あまりいい始まり方をしなかったね。
B: そうね。でも過去は水に流しましょう
A: You and I didn’t have a good start.
B: I know, but that’s okay. Let’s let bygones be bygones.
過去の事は水に流して、許してください。
日本語では、「過去は水に流して、許してください」はありですよね。
え、ありなの?
英語では許しを乞うのに、「過去を水に流してください」、つまり、「過去に私がした事は忘れてください」とお願いするのには違和感があります。
「犯してしまった事は取り返しがつかないし、忘れてもらえるわけもない、それを踏まえた上で、許してください」というニュアンスを伝えるべきで、この場合は「Forgive me (許してください)」が使えます。
傷つけてしまってごめんなさい。(水に流せるわけもないでしょうか、)許してくれませんか。
I am sorry that I hurt you. Could you forgive me?
ひどい態度ととってしまってごめんなさい。(水に流せるわけもないでしょうが、)許してもい、仲直りできますか。
I am sorry for the way I behaved toward you. I hope you can forgive me and we can move forward.
もう過去の事だから、水に流すよ
水に流すのをお願いして許しを乞うのは違和感がありますが、こちらが許す側で、「もう過去の事だから水に流すよ」というのはありです。
Water under the bridge (過去の事)という表現が使えます。
A: ごめんなさい。
B: 大丈夫だよ。もう過ぎたことだから、水に流すよ。
A: I am sorry.
B: That’s okay. It’s water under the bridge.
この場合なら、先程紹介した Let bygones be bygonesも使えます。
A: ごめんなさい。
B: 大丈夫だよ。お互い水に流しましょう(私は水に流すから、あなたも忘れてください)
A: I am sorry.
B: That’s okay. Let’s let bygones be bygones.
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