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頼み事を英語で言える?失敗のせいで人に依頼する場合の丁寧な表現をアメリカ人が紹介

英語で同僚に頼み事、ビジネスシーンでは丁寧な表現を心がけていると思います。自分の失敗のために余計な頼み事をしなければならない場合は特に表現には気を使いたくなりますよね。

そのような場合、アメリカのビジネスパーソンはどのような表現を使っているのでしょう。

ゆずピザ
ゆずピザ

人間だから失敗はするにしても、そのために同僚に頼み事をするのは気まずいよね。どんな表現を使えば気を悪くさせなくて済むのだろう?

ルーシー
ルーシー

そうね、ネイティブでも気を使うもの。あなたのように外国人ならなおさらね。

そんなわけで今回は同僚に頼み事をするのに便利なフレーズを紹介します。自分の失敗のせいで余計な頼み事をしなければならない、という難しいシチュエーションを想定しています。

自分の失敗のせいで頼み事を英語でする場合に伝えるべき事項とは。

自分の失敗のせいで頼み事をしなければならない場合、アメリカでは以下の内容を織り込むことが多いです。順序はケースバイケースです。会話の流れがスムーズになるよう順序を決めるのが良いです。

自分の失敗のせいで頼み事をする場合に伝えるべき項目

  • 失敗をしてしまったことを伝える
  • 失敗を詫びる
  • 頼み事をしなければならない理由を伝える
  • 頼み事を依頼する

以上の4項目それぞれの英語フレーズを覚えれば、それらを組み合わせて様々なシチュエーションで使うことができます。

これらの便利な英語フレーズを金融系の会社でマネージャーをしているアメリカ人のルーシーが紹介します。

ゆずピザ
ゆずピザ

日本語訳と解説は私の担当です。

ルーシー
ルーシー

私も職場でよく使うフレーズよ。しっかり覚えてね。

頼み事をする前に失敗をしてしまったこと伝えるフレーズ3選

  • I made a (big) mistake.
  • I just found an error that I made.
  • I just realized that…

頼み事をする前に失敗を謝るフレーズ2選

  • I am sorry for any inconvenience.
  • I apologize for the time that would be involved for you.

頼み事をしなければならない理由を説明するフレーズ2選

  • I (really) need help getting this fixed.
  • I (really) need assistance on what to do.

頼み事を依頼するフレーズ4選

  • Would you mind if I ask you for a (huge) favor?
  • Would I be able to get support from you?
  • Would you be able to…?
  • Could you please…?

頼み事をする前に失敗をしてしまったこと伝える英語フレーズ3選

頼み事をする以前に、失敗をしてしまった場合は素直に認める事が大事ですよね。アメリカでもこれは同じです。ここでは、自分が失敗をしてしまったことを伝えるフレーズを3つ紹介します。

頼み事をする前に失敗をしてしまったこと伝えるフレーズ①
I made a (big) mistake. ([大きな]間違いを犯してしまいました。)

「I made a mistake」はよく使われるフレーズです。「Mistake」の前に「Big」を加えると「大きな間違い」になります。「Big」の代わりに「Huge」を使うこともあります。失敗の程度に応じて使い分けると良いです。

頼み事をする前に失敗をしてしまったこと伝える英語フレーズ②
I just found an error that I made. (たった今私が犯した失敗を発見しました。)

「An error that I made」で「私が犯した失敗」Thatは目的格の関係代名詞です。

「Just(たった今)」を付け加える理由は、失敗を見つけてすぐに行動に移していることを強調するためです。

ルーシー
ルーシー

「たった今間違いを見つけました。すぐさま修正する行動をとっています」の方が、間違いに気づいて数日間放っておいたより印象がいいでしょ。

ゆずピザ
ゆずピザ

うん。オイラも「Just」はよく使ったよ。

頼み事をする前に失敗をしてしまったこと伝える英語フレーズ③
I just realized that…(たった今…したことに気づきました)

「I just realized that…」の「That」は「That節」です。「That」以降に具体的に犯した失敗を入れることができます。

このフレーズを使うと、失敗を犯したことを伝えるだけでなく、具体的にどのような間違いを犯したかを説明できます。

以下に例を示します。

「I just realized that…」で失敗の内容を伝えている例

  • I just realized that I gave you wrong information. (たった今間違った情報を与えたことに気づきました。)
  • I just realized that I have not submitted the RFQ for the project. (たった今見積もり依頼をまだ提出していないことに気づきました。)
  • I just realized that I have not prepared for the weekly meeting. (たった今毎週の定例会の準備をまだしていないことに気づきました。)

頼み事をする前に失敗を謝る英語フレーズ2選

自分の失敗のせいで頼み事をするので、まず謝っておいた方が、いきなり頼み事をするよりは会話がスムーズになります。ビジネスで使えるお詫びのフレーズを2つ紹介します。

頼み事をする前に失敗を謝るフレーズ①
I am sorry for any inconvenience. (ご迷惑をおかけして申し訳ありません)

「I am sorry」は誰でも知っているかと思います。ビジネスシーンで使っても問題はないです。

I am sorry for」のように「For」を加えると、For以下で誤っている理由を加えることができます。「Inconvenience」は「不都合」という意味です。

もう少しフォーマルな表現を使いたければ「apologize for」がよいでしょう。

頼み事をする前に失敗を謝るフレーズ②
I apologize for the time that would be involved for you. (お手数をかけて申し訳ありません)

直訳は「あなたにかかる時間をお詫びします」。自分の失敗のせいで相手に余計な時間を取らせることを詫びています。

「I am sorry for」の項で説明したとおり、「Apologize」は「Sorry」よりフォーマルです。

ゆずピザ
ゆずピザ

でもさぁ、アメリカ人ってあまり謝らないよね。職場では特に。オイラもその辺は慣れてきてしまって自分でもあまり謝らなくなったよ。

ルーシー
ルーシー

失敗を正直に伝えたことで詫びも含まれているっていうニュアンスはあるかもね。そこら辺は最後に例文を載せたから感覚を掴んでみてね。

謝るではないが 申し訳ないことを伝えるフレーズ

謝るとはちょっと違いますが、「I hate to ask」を紹介しておきます。

I hate to ask, but…(大変申し上げにくいのですが)

このフレーズを頼み事をする前に付け加えて「申し訳ない」ことを表現することがあります。「I hate to ask, but can you help me?(大変申し上げにくいのですが、助けてくれませんか)」のように使います。

ルーシー
ルーシー

具体的には次章の例文を参考にしてね。

失敗を詫びるフレーズはこのくらいにして、次は頼み事をしなければならない理由を説明するフレーズにいってみます。

頼み事をしなければならない理由を説明する英語フレーズ2選

過失を謝罪した後は、その頼み事をしなければならない理由を説明します。以下のフレーズを使ってうまく説明しましょう。具体的でなくとも良いのです。

頼み事をしなければならない理由を説明するフレーズ①
I (really) need help getting this fixed. (これを修正するのに助けが必要です)

「Need help」で「助けが必要」。この場合の「Help」は名詞です。「Getting this fixed」は「これを修正するために」という意味の分詞構文と考えれば良いでしょう。

「Need」の前に「Really」を加えると「本当に助けが必要」という意味にできます。

このフレーズのままだと少し強い表現なので、詫びるフレーズと頼み事のフレーズを組み合わせてニュアンスを調整していきます。

ルーシー
ルーシー

声の調子などは下で紹介する文例の音声を参考にしてみてね。

頼み事をしなければならない理由を説明するフレーズ②
I (really) need assistance on what to do. (業務で私が修正するのに助けが必要です。)

「Assistance」は「助け」という意味です。

このフレーズも「Need」の前に「Really」を加えると「本当に助けが必要」という意味にできます。

「What to do」は「すべき事」。失敗をした「あなたがすべき事」というニュアンスの意味になります。「自分の責任なので失敗は自分でカバーするけど、そのためにあなたの助けが必要です」というニュアンスになります。

ルーシー
ルーシー

このフレーズの使い方は下の方の文例の章を参考にしてみて。

頼み事を依頼するフレーズ4選

失敗を認め、それを謝り、頼み事の理由を説明したらいよいよ頼み事を依頼するフレーズです。

頼み事を依頼するフレーズ①
Would you mind if I ask you for a (huge) favor? (大変なお願いをしてよろしいでしょうか。)

「Would you mind」で「あなたは気にするでしょうか」というニュアンスの意味になります。

「Ask for a favor」は「お願いする」「Huge」を加えることで「大変あなたに迷惑がかかるお願いをする」というニュアンスの意味になります。

全体としては、「もし私が大変迷惑をおかけするお願いをしたら、あなたは気にするでしょうか」という雰囲気になります。

頼み事を依頼するフレーズ②
Would I be able to get support from you? (あなたからのサポートを受けることができるでしょうか。)

「Would I be able to」で「私は〜できますでしょうか」という意味です。「Get support」で「サポートを受ける。

頼み事を依頼するフレーズ③
Would you be able to…? (…をお願いできますでしょうか)

「Would you be able to」は「〜することができるかしら」というニュアンスですね。英語では「〜してください」を丁寧に表現するために「〜できるでしょうか」というふうにすることが多々あります。

「Be able to」は「〜できる」。

To不定詞の「To」なので後には動詞の原型がきます。以下に例文を示します。

「Would you be able to…」を使った頼み事の依頼の例文

  • Would you be able to help me? (助けてもらえますでしょうか)
  • Would you be able to ask the customer to give us the information again? (もう一度顧客に情報をもらえるよう訊いてもらって良いでしょうか)
  • Would you be able to teach me the the process again? (そのプロセスをもう一度説明してもらって良いでしょうか)

このように「To」以下で頼み事の内容を伝えることができます。

頼み事を依頼するフレーズ④
Could you please…? (どうか〜してもらえませんか。)

Pleaseの後はもちろん動詞がきます。以下に例文を示します。

  • Could you please teach me how to correct the form? (書類をどのように修正したら良いか教えてくれますか)
  • Could you please come to the customer meeting with me to explain the situation? (状況を説明するための顧客との会議に一緒に出席してもらえませんか)
  • Could you please show me how to find the test report again? (その試験結果の見つけ方をもう一度教えてもらえませんか)

「Please(お願い)」という単語は入っていますが、「Would you be able to…」より少しカジュアルな表現になります。

このフレーズ単体では少し不躾に聞こえます。「失敗を謝るフレーズ」や、「頼み事をしなければならない理由のフレーズ」等と組み合わせて、表現を和らげる必要があります。

ルーシー
ルーシー

具体的な使い方は次の章の例文を参考にしてね。

ここまでで、「自分の失敗のせいで頼み事をする場合」に使うフレーズを四種類に分けて紹介しました。その4種類をここでおさらいします。

自分の失敗のせいで頼み事をする場合に使うフレーズの種類

  • 失敗をしてしまったことを伝えるフレーズ
  • 失敗を謝るフレーズ
  • 頼み事をしなければならない理由を伝えるフレーズ
  • 頼み事を依頼するフレーズ

上記の4種類のフレーズを組み合わせてお願い、または頼み事をするわけです。次の章ではこれらを組み合わせた文例を紹介します。

英語で頼み事をするフレーズを使用した例文を5つ紹介

文例をここでみてみましょう。前章で学んだフレーズを使って文章にしてみます。

ルーシー
ルーシー

金融系の会社でマネージャーをしている私が、実務の経験を生かして例文を作ったわ。ぜひ参考にして、自分なりにアレンジしてみてね。

自分の失敗で人に頼み事をする例文①

I’m sorry. I made a mistake, and I really need help getting this fixed. Would you mind if I ask you for a huge favor? (申し訳ありません。間違いを犯してしまいました。問題を修正するのにどうしても助けが必要です。大変なお願いをしてよろしいでしょうか。)

音声はこちら↓

上記の例文では以下の4項目のフレーズを組み合わせていますね。

  1. 謝る (I’m sorry)
  2. 失敗を犯したことを伝える (I made a mistake)
  3. 助けが必要な理由を述べる (I really need help getting…)
  4. 頼み事をする (Would you mind if…)

頼み事をするフレーズでは「Huge(大変な)」を「Favor」の前に加えて「大変なお願い」にしています。それほど迷惑のかかる頼み事でない場合は「Huge」は外すか、「Big」に置き換えても良いでしょう。

この例文は具体的な内容ではないぶん、様々なシチュエーションで使えます。

自分の失敗で人に頼み事をする例文②

I made areally big mistake and need assistance on what to do. I am sorry for any inconvenience, but would you be able tohelp me? (本当にに大きな間違いを犯してしまいました。問題を修正するのに助けが必要です。ご迷惑をかけてすいませんが、助けていただけないでしょうか。)

音声はこちら↓

上記の英文も4種類のフレーズをうまく組み合わせていますよね。

  1. 失敗を犯したことを伝える (I made a really big mistake)
  2. 助けが必要な理由を述べる (need assistance on what to do)
  3. 詫びる (I am sorry for any…)
  4. 頼み事をする (Would you be able to…)

例文①と同様、具体的な内容でないぶん、様々なシチュエーションで使えます。

「Big mistake」の前に「Really(本当に)」を加えて「Really big mistake(本当に大きな間違い)」にしていることに注目。

このように、フレーズにアレンジを加えることができるようになれば、色々と応用が効くようになります。

自分の失敗で人に頼み事をする例文③

次は具体的な失敗の内容を含んだ例文を紹介します。状況に合わせてアレンジして使ってみてください。

Unfortunately I just realized that the information I gave you for the email-blast you sent was missing some information. I hate to ask, but would you be able to send out another email-blast for me with this additional information?

(残念なことに一斉配信メールのために私が送った情報に抜けがあることに気づきました。既にメールは配信されていまいましたね。大変言いづらいのですが、もう一度抜けた情報を織り込んだメールを作成して再び一斉配信していただけないでしょうか?)

音声はこちら↓

この例文では「謝る」フレーズは使われていませんが「I hate to ask but…」がその代用となっています。「すごく言いづらいのだけど、、、」という意味のニュアンスです。

ゆずピザ
ゆずピザ

そうそう、こんな感じでちゃんと謝らないことが多いよ。アメリカ人って。「Unfortunately(残念なことに)」って自分が失敗したのに。

ルーシー
ルーシー

ほほ、でもほら、「I hate to ask (大変言いづらいのですが)」って言っているでしょ。悪いとは思っているのよ。

音声も聞いてみて。「申し訳ない」ってニュアンスでしょ。

ゆずピザ
ゆずピザ

音声きいたけど、そうかな?まぁいいや。

これがアメリカ人の「申し訳ない」っていう話し方なんだね。

ゆずピザ
ゆずピザ

まぁ、アメリカ人がここまで言ってくる場合って結構心の中では反省しているんだよね。この感覚を掴むのに時間がかかったよ。

自分の失敗で人に頼み事をする例文④

次は「I just found an error that I made」を使った例文です。

I am sorry. I just found an error that I made. Could you please take a look at this and see if you have any idea on how to get it corrected? (すいません。私が犯した間違いをたった今発見しました。どのように修正したら良いかちょっとみてもらうことはできますでしょうか。)

音声はこちら↓

「Could you please…」はくれぐれも「Please」を強調しないように。強くお願いをしているように聞こえてしまいます。音声を参考にしてみてください。

自分の失敗で人に頼み事をする例文⑤

最後の例文です。ここでは、大変な失敗をやらかしてしまって、そのために頼み事をしなければならない例をひとつ紹介します。

自分の設計ミスのせいで試作品の追加作製のお願いをする例文です。

ゆずピザ
ゆずピザ

う〜ん、これは気まずい。でもエンジニアだったらありがち。丁寧な表現が必要だね。

ルーシー
ルーシー

こんな感じならよいと思うわよ。まぁ、なんにしても良い顔はされないでしょうけどね。

I received the test results of the samples back and found I made adesign mistake. I know you already created 100 samples, but they are sadly useless now. Would I be able to getadditional support from you for new samples to be made using this design correction? I apologize for the extra time that would be involved for you.

試作品の試験結果が戻ってきて、私が設計失敗を犯したことに気づきました。すでに100個のサンプルを作製していただいたことは承知しています。しかし残念ながらそれらは使用できなくなってしまいました。設計変更を織り込んだサンプルをもう一度作製していただくことは可能でしょうか。余計な時間を取らせてしまい本当に申し訳ありません。

音声はこちら↓

事が重大なだけに文章も長くなります。以下の順番で用件を伝えています。

  1. 失敗を犯したことを伝える (I made a design mistake)
  2. 頼み事をしなければならない理由を伝える (They are sadly useless now)
  3. 頼み事を依頼する (Would I be able to…)
  4. 失敗を詫びる (I apologize for the…)

2の「頼み事をしなければならない理由」は紹介したフレーズを使わず、具体的に伝えています(例文の緑色の部分)。

「Additional」と「Extra」がそれぞれ「Support」と「Time」を強調しているこのにも注目です。

なお、最後の詫びは、事が重大なだけに「I’m sorry」ではなく、よりフォーマルな「I apologize」を使っています。

まとめ

以上、自分の失敗のせいで人に頼み事を依頼する場合の丁寧な表現のフレーズをアメリカ人のルーシーに紹介してもらいました。

最後に伝えるべきポイントをもう一度おさらいしておきます。

自分の失敗のせいで頼み事をする場合に伝えるべき項目

  • 失敗をしてしまったことを伝える
  • 失敗を詫びる
  • 頼み事をしなければならない理由を伝える
  • 頼み事を依頼する

以上のポイントをおさえたフレーズを組み合わせて、実際に文章を組み立ててみてください。

最後までお読みいただき有難うございました。コメントを残していただければ作者が喜びます。

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