英語で味覚の「渋い」はどのように表現したら良いか悩んだことはありませんか?
味覚の「渋い」に相当する単語を調べてみると「Mouth-puckering」、「Sour」、「Bitter」、そして「Astringent」などが出てきます。「Acerbic」というのもあります。
しかし、これらの単語を使ってもネイティブに「渋い」は伝わりません。
これらの単語に意味は「すっぱい」や「苦い」などです。「渋い」という意味にはなりません。

では、どのような表現で「渋い」を伝えられるのだろう?
結論から言うと、英語に「渋い」に相当する単語はありません。
さらに言うと、英語ネイティブ、少なくともアメリカ人は渋い物を食べたことがない人が大半なのです。

そうか、「渋い」ものを食べたことがない上に、それに相当する英単語がないのでは、ネイティブに「渋い」を説明するのは骨が折れそうだ。
そこで、今回は、ルーシー(アメリカ人)に実際に渋柿を食べてもらい、彼女が初めて体験する「味が渋い」を英語で表現してもらいました。
さて、初めて渋柿を食べたルーシーは「渋い」をどのように表現してくれるのでしょうか。
初めて渋柿を食べた米国人は「味が渋い」をなんと言ったか?

先日ルーシー(私の妻、アメリカ人)に渋柿を食べてもらえる機会ができました。結婚して12年目、近所のスーパーで買った柿がものすごく渋かったのです。良い機会なのでルーシーに食べてもらって感想を訊くことにしました。

いいかい、この柿は「渋い」よ。ちょっと食べてみて。

あら、美味しそう。いただきます。モグモグ、、、

なにこれ、、、。
やはり渋いものを食べるのは初めての経験でした。
食べてみた感想を訊いてみました。すると「渋い」を顔をしわくちゃにしながら上手に説明してくれました。

It made my mouth feel like all the water was sucked out, and my mouth felt sticky and dry and rough. That was what I felt. It was strange.
(なんかさぁ、口の中の水分が吸い出されて、口内がキュキュッとくっつきあって乾いてザラザラになるの。変な感じだわ。)

それ!「渋い」を表現する英語フレーズになるんじゃない?
ネイティブスピーカーであるルーシーが初めて経験する「渋い」を英語で表現したらするとこうなりました。
興味深いことに、一般的に「渋い」を表現すると誤訳されている「bitter」「sour」などは使いませんでした。
英語で「味が渋い」を説明するおすすめの表現とは?
アメリカでは「渋い味」を体験したことがない人が多いと思うので、「渋い」を英語で表現したければルーシーのように、渋い物を食したときの感想をセンテンスにする必要があります。

まだ口の中がざらざらしてる。
とにかく、私が友人に「渋い」を説明するとしたら以下のようになるわね。
さすがネイティブですね。うまいこと説明してくれました。
実際に口から水分が吸い出されたわけではありませんが「そう感じた」という表現になっていることに注目してください。

このように表現すれば、「渋い」を体験したことのない人でも、感じは掴んでくれるのではないかしら。
渋柿などの渋い食べ物や飲み物を口にしたときの「渋い感覚」を英語で表現するときには、ルーシーの表現をおすすめしたいと思います。

「渋い味」をうまく表現してくれたのは良いけど、文章が長くて覚えづらいな。

そうね。私が説明したことを4つに分けて覚えればいいんじゃないかしら。
ルーシーの「渋い」を表現する英文はちょっと長くて覚えるのが大変だと思いますが、分解して考えれば4つの要素に分けられます。
英語で渋い食べ物や飲み物を口にしてしまったときの「渋い」を表現する4つの表現

私は「渋い」を次の4つで表現したわ。
ルーシーが英語で「渋い」を説明した表現4種類
- Shibui food makes your mouth feel like all the water has been sucked out. (渋い食べ物はまるで口の中の水分が全て吸い取られてしまった感じがする)
- Shibui food makes your mouth feel sticky (渋い食べ物は口の中がキュキュッとなる感じがする)
- Shibui food makes your mouth feel dry (渋い食べ物は口の中が乾く感じがする)
- Shibui food makes your mouth feel rough. (渋い食べ物は口の中がザラザラする感じがする)
それぞれの音声はこちら↓
日本人には「渋い」という1語の表現単語があるので、渋柿を食べたときに一言で表現することできます。
ですから「渋い」という単語を使わずに「渋い」を別の言葉にして説明するならば、どのように表現できるのだろうか?と考えると上記のように表現したアメリカ人のルーシーの感性には感服しますね。

私が使った表現を参考にして、自分なりに説明を工夫してみるのもいいかもね。
英語に「味が渋い」に相当する単語やイディオムは存在しない

ネイティブ、少なくとも大半のアメリカ人は「渋い」を経験したことが無いようです。さらに、英語には「渋い味」を的確に表現している単語やイディオムはないのです。

なので、「渋い」を英語でネイティブに説明するには、相手が「渋い」を経験したことがないことを前提とするべきです。
英語で「味が渋い」を表現するときに日本人が間違えやすい英単語フレーズとは?

冒頭で述べたように、日本語の「(味覚の)渋い」に相当する単語を調べてみると「Mouth-puckering」、「Sour」、「Bitter」、そして「Astringent」などが出てきます。「Acerbic」というのもあります。
しかし「Acerbic」という単語の意味を英語の定義で調べてみると「tasting sour or bitter (すっぱい、または苦い)」と書かれているのです。

「すっぱい、苦い」は「渋い」とは違うよねぇ。
実際にルーシー(アメリカ人)に「Acerbic」な味がする食べ物は何があるのかを尋ねてみました。
実際にルーシー(アメリカ人)に「Bitter」な味がする食べ物は何があるのかを尋ねてみました。
実際にルーシー(アメリカ人)に「Sour」な味がする食べ物は何があるのかを尋ねてみました。
実際にルーシー(アメリカ人)に「Mouth-puckering」な味がする食べ物は何があるのかを尋ねてみました。
実際に渋柿を食べたルーシー(アメリカ人)は上記のような日本人が誤訳する単語は一言も発しませんでしたし、私が「tasting bitter? or sour?」と質問しても「No」とはっきり答えていました。

渋柿は初めて食べたけど、あれは「Acerbic」でも「Mouth-puckering」でも、ましてや「Sour」や「Bitter」では決してないわね。
最後に
本当に「渋い味」を理解してもらうには、渋い食べ物を実際に食べたり、飲んだりしてもらわなければダメですよね。
しかし、そのようなものを食べたことも飲んだこともない外国人に説明するにはルーシーのようにセンテンスにして説明する必要があるようです。
この記事を参考にしてぜひ英語で「渋い味」をネイティブに説明してみてください。健闘を祈ります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。コメントを残していただけると作者が喜びます。
コメント
私がアメリカに住んでいたときは、ピーカンにタンニンが含まれるので、渋いときがあるみたいに教えてもらいましたが、そのときは、astringentを使っていました。
The astringent taste is a pungent, tingly, and drying sensation that some people find unpleasant. It’s not something you’ll typically find in your average candy store, and it may make your face wrinkle up like a prune.
と説明しているサイトがありました。ご参考までに。
https://www.healthline.com/nutrition/astringent-taste