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【意外と低い】TOEICで見るアメリカで就職した私の英語力!13年間のエンジニアの後

アメリカで就職するにはどれくらいの英語力が必要なのでしょうか。TOEICの点数でどれくらいの英語力が必要なのでしょう。

職種によって必要とされる英語力は違うことは容易に察せられます。ここでは、エンジニアとしてアメリカで働くにはTOEICで何点必要なのかを私の経験を踏まえて考察してみます。

在米20年以上、エンジニアとして16年ほど働いた私が先日TOEICを受けてみました。2020年9月12日、コロナ禍の真っ只中でした。

アメリカで就職したいがTOEICで何点ほどの英語力が必要か悩んでいる人の一つの参考としていただければ幸いです。

私の略歴

私のTOEICの点数を公表する前にここで、私の略歴を簡単に記します。

1998年渡米し、2004年テネシーの大学を学士で卒業しました。専攻は機械工学です。その後、アメリカで就職。職を転々とし、最初の数社はバイリンガルの能力を買われて働きましたが、2011年から100%英語環境で働きました。

2020年2月まで機械エンジニアとして働きました。今は求職中です。キャリアの後半は就職面で100%ネイティブと渡り合いました。

面接も100%英語、受けたポジションもバイリンガルとは全く関係のない自動車部品設計です。

このように仕事をしてきた私ですが、さて、TOEICの点数は何点だったのでしょう。

結果

2020年9月12日、TOEICを受験しました。結果は885点でした。下の画像が私のスコアシートです。

少なくとも900点以上は欲しかったです。くやしいですね。

要するに、私はTOEIC885点の英語力でエンジニアとしてアメリカで就職し仕事をしていたのです。

反対に、その程度の英語力があればエンジニアとして仕事ができると言えるかもしれません。

TOEICは初受験だった

TOEICは就職には必要なかったので受験したことはありませんでした。しかし、あまりにも酷い点数は取りたくなかったので、一応問題集を購入して準備しました。

今までTOEICを受験しなかった理由ですが、アメリカ人はTOEICの存在を知りませんので、履歴書に載せてもあまり意味はないのです。それよりも、前職で何を達成したのか、の方が重要視されます。

仕事の募集も基本的にアメリカ人向けなので、英語力に関する資格は求められません。学位はアメリカの大学で取ったので、書類選考の段階で英語力を見られることはなかったのでしょう。

面接は100%英語なので、そこで英語力を見られたというか、そもそも面接官に英語力を見る、という概念はないと思います。

テスト結果分析

スコアシートをもとに、結果の分析をしてみます。

リスニング490点

リスニングは490点でした。ネイティブとはいかないまでも、まぁ、良い点数ではないでしょうか。在米20年以上が効いているのだとおもいます。アメリカ在住の期間が長く、仕事でコミュニケーションをはかる必要があったので、リスニングは良かったのでしょう。

しかし、まだネイティブと同等とは言えません。私と同時にTOEICを受けたネイティブのルーシーはリスニングが495点、満点でした。

ルーシーのTOEIC受験については以下の記事に詳しくあります。

TOEICは意味ない?ネイティブは初受験で満点取ったよ
TOEICは意味ないのか?を確かめるためにネイティブに受験してもらいました。結果は満点。彼女は初受験で、試験対策といえば、私が前日に問題形式を10分ほどで説明しただけ。真に英語力があれば、TOEICで高得点は取れるのです。

リーディング396点

リーディングは396点でした。在米20年の成績としては非常にお恥ずかしいです。

主な原因は時間だと思います。とにかく時間が足りませんでした。最後の10問ほどは諦めて、全部選択肢のAを塗り潰しました。

在米20年以上、4年制大学の学位をアメリカで取っているにもかかわらず、速読の能力が養われていなかったようです。

逆に言えば、この程度のリーディングの能力があれば、アメリカでエンジニアとして働ける可能性があると言えます。

アメリカで働けた理由

というわけで、リーディングは在米20年としては散々な結果だったわけです。試験慣れしていないだけで、英語力はあるのではないか、と思う人もいるかもしれませんが、それはありません。

同じく試験慣れしていないルーシーは満点の990点を取りました。それに自分でもネイティブ並みの英語力は無いと感じています。

それでもバイリンガルの能力を武器にせず、純粋にエンジニアとしてネイティブと対等に働いていました。

なぜそれができたのかを考えてみます。

職種がエンジニアで、ネイティブ並みの英語力が必要なかった。

私は機械のエンジニアとして働きました。自動車部品のに設計、開発が仕事です。コミュニケーションは重要ですが、実は技術的な事を話し合うのに英語力はあまり必要がないのです。

数字に強く、理系の知識があれば図やグラフを多用するなどしてコミュニケーションができてしまいます。だから私もうまくやっていけたのでしょう。

これが、金融や、法律などなら、話が違っていると思います。

外国人ばかりで、多少の変な英語にも寛容な環境だった

私は自動車産業で働いていました。場所はミシガン州、デトロイト周辺です。この地域はかなり多様性があり、移民が沢山います。なので、英語力のあまりない人に寛容なのだと思います。

また、エンジニアは外国人の比率が非常に高いです。体感的には50%ほどが移民、それも1世だと感じます。私が働いたある会社など、私の部署で機械エンジニア5人中4人が非ネイティブでした。

私よりも英語力がない人も多かったです。一度、昼食時にアメリカ人の同僚がある移民のエンジニアについて、「彼の英語は分からない」とこぼしていたことがありました。

以上のような環境なので、私の英語力がTOEIC885点相当でもやっていけたのだと思います。

もし、TOEICが900点以上取れない、という理由でアメリカでの就職を諦めようしているのなら、それは早計かもしれません。

リスニング力はあった

結果を分析すると、リスニングはまぁ、高得点でした。会議や、説明会での問題は非ネイティブとしては十分だったのでしょう。忙しいときは会議もオンラインで出席し、パソコンで作業をしながら発言を聞いて回答しなければならない場合もあったので、鍛えられたのだと思います。

速読できないことがハンデとならなかった。

上で述べたように、リーディングで点が取れなかった主な理由は時間内に問題を解ききれなかったことにあります。つまり、読む速度が遅いのです。それでもなんとかアメリカで就職し仕事ができた理由は、私の職種ではあまり速読を必要としなかったのだと思います。

例えば、メールは多い時でも1日20件ほどでした、この程度なら、速読しなくても対応できたのでしょう。これがマネジャーで、1日100件以上のメールをこなさなければならないとなれば、また違ったかもしれません。

技術書など、日常的に文章を読む必要はありました。しかし速読より、しっかり理解することの方が大事でした。業務ではヘタをするとネイティブより私の方が理解していたことが多々ありました。

よって、速読できないことがあまりハンデにならなかったのだと思います。

もちろんこれを正当化するつもりはなく、自分の弱点として反省すべきと思っています。大体、速読といっても私の読む速度が遅すぎるのです。同じ日にTOEICを受けたルーシーは20分ほど時間が余ったといいます。

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TOEICを受けた感想

TOEICは初受験でしたが、ここに私なりの感想を書いてみます。

リスニングは発音がはっきりしていて、スラングもなく、わかりやすいと感じました。実務ではあんなにはっきり話してくれるとはがぎりません。電話の場合はさらに聞き取りづらくなります。TOEICのリスニングが高得点としても、実務では苦労する場合もあります。

実際、私はリスニングで高得点を取りましたが、実務では聞き取れない場合もありました。

リーディングの内容は特に難しいとは感じませんでした。単語、熟語も感覚ではほぼ100%わかった感じがします。文章のレベルは私が実務で読むメールやその他の文章と同等と感じました。新聞や小説はもっと難しい文章です。

ただし、リーデングはとにかく時間が足りませんでした。最後10問はマークシートを全部Aで埋めただけです。ちょっと悔しいし、自分の課題が見えましたので、いつかは雪辱戦を果たしたいと思います。

実際、同じ日にTOEICを受験してもらったルーシーは20分ほど時間が余ったというのですから、私も読む速度をあげる訓練が必要と感じました。

結論

というわけで、在米20年の私がTOEICを受験してみた結果は885点でした。この点数はネイティブ並みとは程遠く、英語の勉強をやり直さねばと反省しています。

しかし、私の英語力でも、エンジニアとしてはネイティブと同等に渡り合っていました。

TOEICで得点できても現場慣れしていない場合もあるでしょうが、エンジニアとして働くのであれば、TOEICは885点でネイティブと渡り合える可能性があるといえるでしょう。

アメリカで就職し働くのに900点を超えなくてもチャンスはあると考えても良いのではないでしょうか。もしも、TOEICの点数が私と同じくらいの点数で、アメリカで就職してネイティブと渡り合っていけるのか不安な人がいれば、諦めずにチャレンジしてもよいかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございます。コメントを残していただけると作者が喜びます。

コメント

  1. sikis izle says:

    If you want to use the photo it would also be good to check with the artist beforehand in case it is subject to copyright. Best wishes. Aaren Reggis Sela

    • YuzuPizza says:

      Hi Aaren,

      All the photos in this post were taken by me. I draw all illustrations by myself.

      For the photos in the other posts, I obtained them from a copyright free source.

      Are there any photos in particular you are asking about?

  2. Кейсуке Минами says:

    >結果は885点でした。この点数はネイティブ並みとは程遠く、

    とのことですが、うまく表現できませんが、多分900点台でも同じように感じるのではないかと思います。何というか、ある程度以上の点数が取れれば、テストを受ける度の細かい点数の違いは、問題の傾向が自分に合っていなかったりなどの理由で、誤差なんだと思います。それにそういうテストで実際の生活に必要な英語力を正確に測ることができないのだと思います(主催者はそんな事言わないだろうけど)。人によってどの位の英語力が必要かも生活環境や仕事で違うし、ネイティヴでも本を読んでる人とそうでない人、世代の違いでも結構差があるように感じます。

    先日、今まで加入していたアンブレラ保険の保険会社が加州から撤退すると言うので、CSAA(AAA)に行って、アンブレラ保険、本体の家の保険、マルチポリシーになることによる車両保険の割引の交渉を2時間半位やりました。相手は幼い頃メキシコからやってきた人だったので、英語のアクセントはネイティヴですが、話が結構雑談にそれる人で、わかるけど母国語ではないので私は疲れました。

    私はエンジニアではなくCPAですが、やはりその分野で仕事をする限りでは、日常の英語力はそんなにいらないと思います。あ~、それはこういうコンセプトでそう言ってるのねとわかるので、寝ていてもとは言いませんがそんな感じですよね。ただ監査に進む人はマネージャー以上になると先方の組織(企業、政府組織、NOPなど)の人とめっちゃ話さなければならないので、英語力はあった方がいいと思います。

    • YuzuPIzza says:

      Кейсуке Минамиxさん、

      コメントありがとうございます。そうですね。900点台をとってもネイティブとは程遠い、と感じると思いますし、実際ほど遠いでしょうね。仕事ではある程度の英語力があれば、そのあとは専門知識の方が重要になってくるな、と感じます。

      しかしネイティブにとってはTOEICはとても簡単な試験なようで、Lucyは何の前知識もなく受験して満点とっちゃいました。やはり、TOEICが高得点でも、英語ができるとは限らない、つまり正確に英語力を測れるものではないが、逆に英語ができる人ならば高得点は取れる、ということなんだと思います。

  3. Кейсуке Минами says:

    コメントありがとうございます。

    >TOEICが高得点でも、英語ができるとは限らない、つまり正確に英語力を測れるものではないが、逆に英語ができる人ならば高得点は取れる、ということなんだと思います。

    全くその通りだと思います。今の日本だと特にZ世代の言葉の劣化がひどいので、久しぶりに同級生に会ったりすると”え~、高校ぶりだね~”と言います。”期間を表す言葉+”ぶり”なのに。この場合は当然、”ぶり”ではなくて”以来”ですが、こんな連中でも外国人の日本語が達者な人たちよりも、通じるという意味では日本語が上手い?のと同じなんだと思います。