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ハリーポッター原書を1年で全巻読破しました!

先日ハリーポッターの英語の原書、全7巻を1年かけて読破しました。面白かったです。ということで今回はハリーポッターの原書について書いてみます。

ハリーポッターの小説、人気がありますよね。

英語の勉強のために、原書を読んでみたいと思う人も多いのではと思います。でもちょっと難しそうだし、読み始めるのは躊躇してしまいますよね。

難易度は?自分でも読めるのか?そもそも面白い小説なのか?イギリス英語だけど、その辺はどうなの?

など、挑戦する前に躊躇してしまうのではないでしょうか。そこいら辺の雑感を全7巻読破した私が書いてみようと思います。

ハリーポッターの原書の難易度は?

雑感

まず、全7巻読んでみた私が難易度の雑感を述べたいと思います。英語の学習のために原書を読もうとしているならば、その難易度が一番気になりますものね。

ざっくり、結論からいうと、TOEIC885点の私の感想として、ハリーポッターの原初はやさしくもなく、かといって難しいというわけでもない、中の上くらいの難易度に感じました。

ストレスを感じながらスラスラ読める、といったイメージでしょうか。

と、これだけでは情報不足だと思うのでもう少し詳しく私の英語力を書いてみます。

私の英語力

以下が私の英語力の概略です。

私の英語力:

  • TOEIC885点(2020年受験)、リスニング490点、リーディング395点
  • 在米24年、28歳からなので、自然に言語が身に付く年齢ではなく、英語は結構勉強した。
  • アメリカで4大卒、専攻はエンジニアなので、あまり英語力がなくても大丈夫だった

というのが大体の感じです。もうちょっと詳しく私のスペックが知りたい方は私の自己紹介のページらが参照になるかと思います。

ハリーポッターを読む前の私の前知識

さらにハリーポッターの本を読む前にどのくらいこの作品を知っていたかを書きます。

小説を読むのは初めてで、日本語訳の本は読んだことがありませんでした。

映画は昔に英語で観たことがありました。しかし正直、あの映画、リスニングが非常に上級者向けだと思います。あるいはイギリス英語のアクセントに慣れていないからなのか、あまり内容はよくわかっていませんでした。

今回小説を読んでやっとよく理解できた感じです。

ハリーポッター原書、やさしい/難しい部分

次に難しいと感じた部分とやさしいと感じた部分について述べてみます。

難しいところ

難しいところとして、1文(ピリオドからピリオドまで)が長い事が多いと思います。英語慣れしていない人は、終わりのピリオドにたどり着く前にまでで息切れしてしまうかもしれません。

意味がわからない単語はちらほら出てきました。多い時には1ページに10個くらい、少ない時には数ページに1〜2個という感じです。

私は電子書籍で読んだので難しい単語はすぐに調べられました。これが結構読書のハードルを下げました。

ハリーポッターはシリーズ物なので一冊で完結しているわけではありません。なので、巻が進むと前に出てきた事を覚えていと話がわからなくなってしまうでしょう。

それでも1〜3巻くらいまでは1冊で完結する要素が多いです。4〜5巻になると、その前の本を読んでいないと内容がわからないと思います。

もう一つ、ちょっと難しいなと感じたのは、登場人物が多いことです。その上で、名前で出てくる場合と名字で出てくる場合があり、主要な登場人物は名前と苗字を覚える必要があります。

例えば、友達同士では名前で呼び合っていても、先生から呼ばれるときは苗字だったりします。

やさしいところ

つぎにやさしいと感じた部分を述べます。

ハリーポッターで読みやすいな、と感じる部分は、話が具体的で状況がイメージしやすいことです。あまり抽象的な話はしません。

登場人物の複雑な心情などよりも、状況や場面など、頭の中で想像しやすいことに紙面が割かれているように感じました。

抽象的なことを複雑に英語で説明されると疲れますよね。私の場合、Great Gatzbyなんて抽象的表現が多すぎて4ページで挫折しましたもの。

そういう面ではハリーポッターはやさしい小説だと思いました。

全7巻読破に1年かかりました。電子書籍で読みました。

私の1日の読書時間は大体1時間くらいです。その1時間の間に大体半チャプター進みました。

そのペースで全7巻読破に1年かかりました。

1年と言いましたが、その間に1巻を2回読んだりしています。

内容がわからなかったからというわけではなく、英語学習の目的であれば、わざわざ2巻を買わなくてももう1回くらい同じ本を読んでも良いだろうと考えてのことです。

なので、2巻は1回読破した後もう1回読みました。ところが半分読んだところで飽きてしまって、3巻に進みました。

さらに、その1年の間には他の本に浮気もしています。ハリーポッターの他には3冊読みました。

1年もかかって辛かったというわけではなく、楽しく読ませていただきました。

イギリス英語の癖がある?

ハリーポッターの舞台はイギリスです。イギリス英語特有の難しさはあるのでしょうか?

私はアメリカに住んでいて、普段接するのはアメリカ英語ですが、読んでいて特にアメリカ英語との違いは感じませんでした。

アメリカ人のルーシーにも聞いてみましたが、特にアメリカで日常使われる表現との違いは感じられないといっています。

ルーシー
ルーシー

特にアメリカ英語との違いは感じないわね。読んでいると頭の中で登場人物がアメリカ英語のアクセントで話しだすわ。イギリスのアクセントでしゃべっているはずなのに。

ということで、イギリス英語、アメリカ英語の違いはあまり無いようです。

ただ、人物によってはすごい訛りで話す人がいます。ハグリットとかそうですね。バスの運転手の訛りとかかなり酷いです。こういう部分はスペルを意図的に変えたりしているので、ちょっと読みづらいです。

継続して読み続けられるか

ハリーポッター、かなり長い小説ですが、継続して読み続けられるか不安ですよね。どんな人なら読み続けられるのでしょうか。

それなりの英語力がある人

まずはそれなりの英語力がないと継続は難しいでしょう。

私のTOEICの点数は885点ですが、「多少のストレスを感じつつ内容が面白いので読み続けた」という感じでした。

電子書籍なので簡単に単語が調べられたのは多いに助かりました。

と、こんな感じなので、TOEIC900点前後の人向けかもしれません。

内容が面白いと感じる人

英語力の他、継続の秘訣はやはり、作品を面白いと感じるか、でしょう。どんな人が面白いと感じるのかをまとめてみます。

作品の作り込まれた世界観を魅力と感じる人

ハリーポッターは、スターウォーズやガンダムとまではいかないものの、そのかなり練り込まれた世界が魅力です。これを楽しめるかどうかが継続できるかの鍵となるでしょう。

例えば、ハリーポッターの世界では魔法は一つ一つ覚えなければいけないらしいんですよね。それを学校で習うようです。

なので、巻が進むにつれ、ハリーやその他の生徒の使える魔法が増えて、こっちもそれを覚えなければならなかったりします。これを面白いと思えれば楽勝です。

あまり出てこない魔法のほか、ドラえもんでいう「タケコプター」のように何度も登場する魔法があったりもします。

そのほか、魔法界特有の法律があったり、学校の細かい描写、説明がいっぱい出てきます。

4巻くらいまで読み終える頃にはなんとなく魔法社会の常識や日常生活の様子がいろいろとわかってきます。

メインのストーリーの他に、このような描写に紙面が割かれていて、これを面白いと思えるか、ストーリーの妨げと感じるかで本の印象が変わってくるでしょう。

登場人物が勧善懲悪ではない

私が他に面白いと感じたのは、登場人物たちが勧善懲悪でないところです。

これは、通常低学年向けであろうファンタジー物としては珍しいなと感じました。

ハリーは理想的なヒーローとは書かれておらず、むしろごく普通の少年として描かれています。自分の敵だと思うと結構意地悪です。

いや、敵でなくても興味がない人にも意地悪に振る舞うことがあります。まったく普通の少年という感じで、そこが読者の共感を読んでハリーの魅力となっています。

最初は口数が少なく、周りに流されてばかりいるハリーも、巻が進むにつれ成長していき。自分で行動することが多くなっていきます。

でも才能に恵まれた優秀な人になっていくかというとそうでもなく、実はかなり間抜けな失敗も多くします。これも読者の共感を呼びますね。

そのほか、ハリーの友人や先生たちも全くの善人や悪人ではなく、そのようなリアリティがこのファンタジーを我々が信じられる世界にしているという感じでした。

どこで買うのがおすすめ?

さて、ハリーポッターの原書を読んでみたいと思ったあなた、どこで購入しましょう?

特におすすめのお店というのはありませんが、電子書籍がおすすめです。

というのは、知らない単語をすぐに調べられるからです。

TOEICで900点前後の実力ならば、基本的にストレスを感じつつもスラスラ読めると思いますが、それでも知らない単語が出てくると思います。

時には同じページに5〜6個も未知の単語が出てきて、これでは読むのも嫌になってしまいます。これが電子書籍だと単語が簡単に調べられてとっても楽です。

私はアップルユーザーで、Macbook, iPad, iPhoneを所有しています。なので、付属してきたアプリ、Booksを通じて電子書籍版を購入しました。

Booksだと他にも便利な点があります。Booksだと、各デバイスとリンクしていて、iPadで読んだ続きをiPhone、またはMacbookで読めたりして便利でした。

また、例えば1日に1時間読む、など目標を設定しておくと、その日の目標を達成したかを記録してくれます。何日連続で目標達成したかなどを表示してくれ、それが継続するモチベーションになったりしました。

本日は以上です。長文お付き合いくださりありがとうございました。コメントを残していただけると作者が喜びます。

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