派閥に相当する英語をネットで調べると、Factionが最初に出てきますね。
しかしもちろんその他の表現もあります。
今回はアメリカ人のルーシーに「派閥」に相当する英語表現をいくつかあげてもらいました。
私が例文を作りました。
アメリカ人が作ったので、非常に自然な表現になっています。
派閥にも、政治の世界で使う表現と、会社内の派閥の表現がありますが、今回は会社内の派閥の表現に絞ります。
派閥の英語表現
Inner circle
派閥を表現できる英語として、 Inner circleがあります。「輪の中」、という意味で、感覚的にもわかりやすいですね。
When a company has a hostile environment and it’s difficult to find people who can be trusted, employees tend to create their own inner circle (またはclique).
会社内が敵対的な雰囲気にあり、信頼できる人を見つけるのが困難な場合、社員は派閥を作る傾向にある。
上の例文では、Clique(派閥)も使えます。
Inner circles tend to gossip with each other about the company in order to cope with all of the politics they are trying to avoid.
避けたいと思っている社内政治とうまく折り合うため、派閥内の人々同士は会社の噂話ををしがちである。
Clique
上でもちょっと触れましたが、Cliqueという表現があります。そのまま「派閥」と訳されていますね。
New employees have a difficult time getting accepted at this company because of all the cliques.
この会社では、入社してすぐの人は、数ある派閥のせいで打ち解けるのが難しい。
Bubble
Bubbleは「泡」ですが、派閥を表現することもできます。泡というよりは、殻のほうが近い感覚です。「自分の殻に閉じこもる」みたいな。
Some people are more comfortable at work by staying in their own small bubble of people.
会社内では、自分の小さな派閥内にいるほうが快適だ、という人もいる。
Pod
Podは「さや」や「まゆ」という意味です。派閥の表現にも使えます。
Each pod of employees tend to stick to themselves.
それぞれの派閥の人は、その派閥の人とツルむ傾向にある。
Faction
辞書で派閥をひくとFactionが最初に出てくるかもしれません。
When there are too many competing factions in the workplace, it is counterproductive for everyone.
社内に派閥がありすぎ、それらが派閥争いをしていると、全体の生産性が落ちる。
こんな表現もできる。
その他にも想像力を働かせれば色々な単語が「派閥」を表現できますよ。
例えば、GroupとTerritorialを使って、
When groups of people become territorial over their own work, that is bad for the whole company.
それぞれのグループが自分の仕事について縄張り意識が強くなると、会社全体に悪影響を与える。
など、みなさんも工夫してみてください。
今回は以上です。最後までお読みいただき有難うございます。コメントを残していただけると作者が喜びます。
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