今回はAtomic Habitsという、良い習慣を継続させるコツなどを紹介している英語のハウツー本の紹介です。
この本では他に、悪い習慣を断ち切るコツなども紹介しています。というわけで英語学習している人にもおすすめの本です。
英語の学習って習慣化しようとしても、辛い時がありますよね。
一生懸命頑張ってもなかなか結果が見えてこなかったり。語学の習得には長い年月がかかると分かっていても、継続して学習していくのは大変なものです。
学習を習慣化しなければ、結果は出てきませんよね。
よし、洋書を毎日読むぞ、と頑張ってみても途中で挫折したりして。何か効果的にモチベーションが上げられて、さらに英語の練習になるようなものがあれば嬉しいですよね。
そんなあなたにAtomic Habitsはおすすめの洋書です。
英語学習をモチベーションを保ちながら習慣化する方法が知れるので、まさに一石二鳥ですね。この本は英語圏で200万部以上を売り上げたそうです。
本書の内容
まず、Atomic Habitsの内容を簡単に紹介します。最初に断っておくと、本書は英語ネイティブのために書かれたものです。
特に英語学習者のために書かれた物ではありません。
こういう本が読めるようになると、実践的で実用的な英語を読んでいることになるので、ちょっと嬉しいものですよね。
さて、Atomic Habitはどのような本なのでしょう。
Atomicは「とても小さい」、そしてHabitは「習慣」という意味ですよね。つまり本書のタイトルの意味は「小さな習慣」。Habits、と複数形になっているので、「小さな習慣の積み重ね」、あるいは「小さな習慣の集まり」、といったところでしょうか。
本書の趣旨は、「小さな習慣を継続して積み重ねていくことで、最終的に大きな目標を達成する」、そのための小さな習慣を継続して続けるための秘訣を紹介しています。
どうでしょう。英語の学習にも役に立つ内容ですよね。
英語の学習だって少しづつでも毎日継続することが、最終的に大きな結果につながるわけですから。
このように英語学習者にとっては学習の習慣化のヒントになるので、本書は最後まで興味をもって読めると思います。
本書は主に「どうすれば良い習慣を継続して続けることができるか」と「どうやって悪い習慣をやめることができるか」という点が全編にわたって書かれています。
英語学習者に当てはめて考えるなら、以下のような感じでしょうか。
- 継続させたい習慣:英語の本を読む、リスニングの練習をする、単語、熟語を覚える。
- 悪い習慣:勉強せずにテレビゲームをやってしまう。日本語のテレビ、漫画などをみてしまう。
これが英語で書かれているのですから読めば英語読解の練習にもなる、一石二鳥なわけです。
本書では習慣は4段階に分けられると解説しています。
- Que, 行動を促す合図
- Craving、行動を起こしたいと思う衝動
- Response、行動を起こす
- Reward、その結果得られる褒美
そして、物事を習慣化したいのならば、このそれぞれの段階が起こりやすいように環境を整えるべきだと説いています。
- Que,に対しては、合図はわかりやすく、
- Cravingに対しては、行動を起こすことが魅力的になるように、
- Responseに対しては、行動を起こすのが容易になるように環境を整える。
- Rewardに対しては、行動を起こした後は満足感が得られるように工夫する。
- と、上記のように工夫すれば習慣が継続する、と説いています。
逆にやめたい習慣に対しては、
- Que, 合図をわかりづらくする
- Craving, 行動を起こすことが魅力的でなくなるような環境にする。
- Response, 行動を起こすのが面倒になるように環境を整える。
- Reward, 行動を起こした後に不満足になるように仕向ける。
と、このようにすれば、やめたい習慣をやめられる、と説明しています。
本書では、この4段階について詳しく説明していて、最後まで読めば良い習慣の継続化、悪い習慣のやめ方がわかるというわけです。
その具体的な方法については本書を読んでみてください。
Atomic Habits の難易度
どうでしょう?本書に興味が湧いたでしょうか?
興味がわいたところで次の疑問は、英語の原書なんて私に読めるかな?ですよね。
読めるかどうかはあなたの英語力次第だと思うのでなんとも言えませんが、TOEIC885点の私の感想を述べてみます。
紙の本、辞書なしで十分読めた
ハリーポッターを読んだ時は知らない単語を調べるのが容易な電子書籍を利用しました。案の定、知らない単語が時々出てきて、電子書籍にしてよかったと思いました。
関連記事:ハリーポッター原書を全巻読破しました!
しかし本書では、出てくる単語も比較的やさしくて、知らない単語でも文脈から推測しやすいかったです。
小説というのは、面白く読んでもらうために凝った表現をつかったり、味わい深い単語を選択するものです。その点、本書のようなハウツー本は読者にわかりやすく意図を説明するのが目的なので、あまり回りくどい表現や難しい単語を好まないのでしょう。
私はAtomic Habitsは紙の本で読みました。ルーシー(私の嫁、アメリカ人)の本棚にあったのを何気なく読み始めたのが始まりでした。
特に辞書で単語を調べる必要はなくて、スラスラと読めてしまいました。
Atomic Habitsはどこで買える?
と、読むのがやさしく(TOEIC885点の私の感想)、役に立つ本でしたが、どこで購入できるでしょう?
私はルーシー(私の嫁)の本棚から何気なく手に取っただけですが、Amazonで取り扱っているみたいです。
英語が不安な方には日本語訳も出ているみたいです。
おわりに
というわけで、簡単にAtomic Habitsの紹介をしてみました。
本書を読むことの利点は、 英語の読解の練習になるばかりでなく、 習慣にしたいことを継続させるコツまで学べて一石二鳥なところですよね。
本書を読んで、英語の学習の習慣づけのコツなどをぜひマスターしてみてください。
コメント