PVアクセスランキング にほんブログ村

催促の英語メール!丁寧〜強めの表現までをアメリカ人マネージャーが紹介

この記事では、英語での催促メールを1回目の催促メール文、2回目の催促メール文、そして3回目の催促メール文と3段階に分けて解説していきます。

丁寧な表現から少し強めの表現まで、催促メールに使えるフレーズをルーシー(ミシガン在住のアメリカ人女性、金融業界でマネージャーとして勤務中)、に選んでもらいました。

ルーシー
ルーシー

業務で頻繁に使うフレーズパターンよ。しっかり覚えましょう。

なお、なぜ返信が来ないのか、その原因と対策の記事もあります。

催促の英語メール!丁寧〜強めの表現までのフレーズ

現役アメリカ人マネージャーが実際に使用している「メールの返信を催促したいときに使える英語フレーズ」は次のとおりです。

催促1回目: 丁寧に催促するメールフレーズ

  1. I wanted to make sure you received my previous email, and see if you have any questions or updates.
  2. I wonder if you have any updates on the below.
  3. I would just following up on your response to my email below.

催促2回目:それでも返事が来ない場合の催促メールフレーズ

  1. I haven’t received a response to my request, so I’m wondering if you need anything further from me to obtain the answer.
  2. Just following up again on my previous emails. I’m hoping to hear back soon as the client is waiting for me to get back to them.
  3. Checking back on my emails below. I really need to hear back from you on this so that I can move forward with the next step on the project.

催促3回目:強めの表現の催促メールフレーズ

  1. I have been waiting for your response to my previous emails for more than a week. Please respond as soon as possible.
  2. This is my third request trying to reach you on the below. What is delaying your reply? 
  3. I really need your response on the below ASAP. I can’t keep the client waiting any longer, and the client may have already started looking for other options. Please keep in mind that once we lose the client, we lose half a million dollars.
ルーシー
ルーシー

それでは詳しく解説しますね!

1回目: 丁寧に催促するメールフレーズ3選

まず1回目の催促メールに使用できるフレーズを3つご紹介します。

ポイントは威圧的にならず、丁寧な表現を心がけていることです。

英語にも当然丁寧な表現というものがありますので、気を付けましょう。

英語で丁寧に催促するフレーズ①

実際にルーシーが送信したメールは以下の通りです (名前は仮名)。

件名: Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります)

Hi Mike,

I wanted to make sure you received my previous email, and see if you have any questions or updates.

Let me know, thanks.

Regards,
Lucy

訳: マイクさん、前に送ったメールが届いているかちょっと確かめたいのだけど。あるいはその件について何か質問、あるいは進捗がありますでしょうか。それではよろしくお願いします。
Lucyより

音声はこちら↓

I wanted to make sure you received my previous email」という英文には「前に送ったメールが届いているか、ちょっと確かめたいのだけど」というニュアンスがあります。

この表現を使う理由は、「返事をください」という直接的な表現を避けるためです。

しかし、これだけだと「メールは届きましたか?(届いているんだろう?早く返事をくれよ)」というニュアンスで伝わってしいます。

そこで、「And see if you have any questions or updates」を加えます。

このフレーズには「あるいはその件について何か質問、あるいは進捗がありますでしょうか。」というニュアンスの意味があります。

この表現を使うことで、「催促はしていません。あなたのペースで進めてもらって、もしかしたら進捗があるかな」という感じで、相手の都合を尊重しているニュアンスを表現できるのです。

ルーシー
ルーシー

まぁ、ここまで丁寧に言っても、普通は行間を読んで、「悪いけど、早く返事がほしいな」というふうに理解するけどね。

ゆずピザ
ゆずピザ

そうだよね。催促文としては丁寧でもあり、効果的でもあるね。

英語で丁寧に催促するメールフレーズ②

実際にルーシーが送信したメールは以下の通りです(名前は仮名)。

件名: Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります)

Hi, Mike,

I wonder if you have any updates on the below.

Please drop me a line back when you have a chance.

Regards,
Lucy

訳: マイクさん、下記の件について何か進捗があったでしょうか。連絡のほどよろしくお願いします。
ルーシーより

音声はこちら↓

このフレーズは短くて覚えやすいので私はしょっちゅう使っていました。

I wonder if」は「〜かどうか不思議に思う」という意味ですが、上記のような文脈では「〜でしょうか」という感じです。

ルーシー
ルーシー

「Below (下記の件)」とは、メールソフトの返信機能を使った場合に自動的に付けられる過去のメールでのやりとりのことよ。

返信ボタンを押すとこれから送るメールの文章の下に今までのやりとりが残りますよね。

それが「Below」です。

「返事はまだか」という直接表現を避け、「すでに作業にかかっているよね。出来上がったら知らせてね」というニュアンスになります。

ここでも、相手の都合を尊重しているニュアンスを表現しています。

英語で丁寧に催促するメールフレーズ③

実際にルーシーが送信したメールは以下の通りです(名前は仮名)。

件名: Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります)

Hello Mike,

I would just like to follow up on your response to my email below.

Let me know, thanks.

Regards,
Lucy

訳: マイクさん、下記のメールの進捗を確認したく、メールを送ります。それではよろしくお願いします。
ルーシーより

音声はこちら↓

このフレーズも短くて使いやすいです。

このまま覚えてもらって大丈夫です。「ただの確認だよ。進捗はどうかな」と尋ねるパターンです。

やはり、相手の都合を尊重していることをアピールしています。

ルーシー
ルーシー

フレーズ②「I wonder if you have any updates on the below」と伝えたい意味と、ニュアンスは同じよ。

バリエーションとして覚えておくよ良いです。

英語での1回目の催促メールで気をつけたいこととは?

返信の催促もまだ1回目なので、できるだけ柔らかい表現の英語を使い、相手を責めないようにします。

業務が忙しいと返事を送ることもつい忘れがちですが、彼らの事情もあるかと思います。

そこら辺を理解してあげる感じにするとよいですね。

2回目: それでも返事が来ない場合の催促メールフレーズ3選

こちらの依頼の優先順位が低かったりすると、1回目の催促では返事が来ないことはよくありますよね。

そんなときは、2回目の催促メールを送りますが、今度は少し表現を強くしていきます。

2回目の催促メールフレーズ①

実際にルーシーが送信したメールは以下の通りです(名前は仮名)。

件名: 2nd Request -Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります)

Hi Mike,

I haven’t received a response to my request, so I’m wondering if you need anything further from me to obtain the answer.

Regards,
Lucy

訳: マイクさん、まだ依頼の返事をもらっていませんが、依頼遂行のためにこちらからさらに何かする必要がありますか?
ルーシーより

音声はこちら↓

催促も2回目なので少し表現をストレートに表現できる英語を使います。

I haven’t received a response to my request」は「まだ依頼の返事をもらっていませんどうしたのですか?」というニュアンスで伝わります。

このままで終わると2回目としては少しきついかなと思います。

なので、和らげるために「I’m wondering if you need anything further from me to obtain the answer? 」を加えます。

意味は「依頼遂行のためになにかこちらからさらにする必要がありますか?」です。

これを加えることで「助けがいるなら手伝うよ」というニュアンスにしているのです。

Further(さらに)という単語を加えて「依頼には必要な情報は与えたはずだけど、まだ何か足りないのですか」というニュアンスを加えて、表現を若干きつい方に戻しているのが面白いですね。

2回目の催促メールフレーズ②

実際にルーシーが送信したメールは以下の通りです(名前は仮名)。

件名: 2nd Request -Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります)

Hello Mike,

Just following up again on my previous emails. I’m hoping to hear back soon as the client is waiting for me to get back to them.

Regards,
Lucy

訳: マイクさん、以前に出したメール依頼の進捗確認をもう一度いたします。顧客が返事を待っているので、早めに連絡をするようお願いします。
ルーシーより

音声はこちら↓

Just following up again on my previous emails」には「もう一度進捗確認をいたします」というニュアンスの意味があります。

ここでは表現を和らげています。

ところが後半の部分では「I’m hoping to hear back soon(早めに返事をくれたらいいのだけど)」と、少し相手をせかす表現を使っています。

それでも「I’m hoping」を使って丁寧さを心がけているのです。

次の「As the client is waiting for me to get back to them (顧客が私の返事を待っているので)」というふうに返事がほしい理由も付け加えていますね。

ルーシー
ルーシー

この、返信してほしい理由を加えるのには、隠れた意味があるのよ。

実は、催促メールに返信を急ぐ理由を書き出したらそれは、送信者が多少イラついていることを意味していることがあります

イライラが大きいほど、この理由の部分が、長ったらしく、かつ詳細になります。

ルーシー
ルーシー

詳しくは、次の章、催促3回目の最後の例文を見てね。

2回目の催促メールフレーズ③

実際にルーシーが送信したメールは以下の通りです(名前は仮名)。

件名: 2nd Request -Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります)

Hi Mike,

Checking back on my emails below. I really need to hear back from you on this so that I can move forward with the next step on the project.

Regards,
Lucy

訳: マイクさん、下記のメール依頼の件での確認ですが、プロジェクトを次のステップに進めるために、あなたからの返信が本当に必要です。
ルーシーより

音声はこちら↓

Checking back」は「Just following up」とこの文脈では同じニュアンスの意味と考えて良いでしょう。

「進捗を確認したいのですが」というニュアンスの意味があります。

Emails」と複数形なのは最初の依頼のメールと1回目の催促のメールの2通だからですね。

I really need to hear back from you」は「本当にあなたからの返信が必要です。返信がないと困ります」という感じのニュアンスを伝える英文です。

So that I can move forward with the next step on the project 」には「プロジェクトを次のステップに進めるために」というニュアンスの意味があります。

これもフレーズ②と同じく、返信が必要な理由を説明して、こちらが少しイライラしていること表現となっています

英語での2回目の催促メールで気をつけたいこととは?

メールでの催促も2回目になるので、1回目よりはストレートな表現を使用します。

フレーズ②や、フレーズ③で見られるように、簡単な理由を説明する英文を添えると相手に少しプレッシャーを与えることができるはずです。

3回目: 強めの表現の催促メールフレーズ3選

2回催促しても返事がないときは3回目の催促メールを出します。

3回目の催促メールでは、より強い表現を使って、こちらの本気度を見せます。

3回目の催促メールフレーズ①

実際にルーシーが送信したメールは以下の通りです(名前は仮名)。

件名: URGENT!! (3rd Request) RE: 2nd Request -Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります)

Mike,

I have been waiting for your response to my previous emails for more than a week. Please respond as soon as possible.

Regards,
Lucy

訳: マイク、あなたの返信を一週間以上も待っています。すぐに返事をくれるようお願いします。
ルーシーより

音声はこちら↓

3回目の催促で初めて直接的表現、「Please respond as soon as possible」が出てきましたね。

意味は「すぐに返事をくれるようお願いします」です。

Please」がついていますが、これが曲者で、状況によっては、「たのむから、返事をしてくれよ」というニュアンスになることがあります。

ゆずピザ
ゆずピザ

一度、ドイツに出張に行ったとき、同僚と行ったレストランのウェイトレスさんに「Could you please tell me why did you come to this town? (一体全体どうしてこの街に来たのかたのむから教えてくれる?)」と質問されて一同茫然となったことがあったよ。

今にして思うと、本人は「Could you~」だし、「Please」も使っているし丁寧な表現だと思ったんだろうね。

というように「Please」を入れると強い要求になることがあるので気を付けましょう。

3回目の催促メールフレーズ②

実際にルーシーが送信したメールは以下の通りです(名前は仮名)。

件名: URGENT!! (3rd Request) RE: 2nd Request -Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります)

Mike,

This is my third request trying to reach you on the below. What is delaying your reply?

Regards,
Lucy

訳: マイク、これが下に示す返信願いの3回目のリクエストです。何か返信を送らせている理由があるのですか?
ルーシーより

音声はこちら↓

On the below」は返信メールに自動的についてくる過去のやりとりです。

メールソフトの返信機能を使って返信すると、過去のやりとりが新しいメッセージの下に残りますよね。そのことです。

3回目のリクエストであることを告げて、「何度もリクエストしています(なぜ返信してくれないのですか)」というニュアンスになっています。

What is delaying your reply(何が返信を送らせているのですか)」はビジネスシーンとしてはかなり強い表現と言えるでしょう。

3回目の催促メールフレーズ③

以下は実際にルーシーが送信したメールではありませんが、これに相当する強い表現のメールは数回送信したことがあるそうです。

件名: NEED RESPONSE ASAP RE: URGENT!! (3rd Request) RE: 2nd Request -Following Up RE: xxx(ここに最初のメールの件名が入ります。)

Mike,

I really need your response on the below ASAP.

I can’t keep the client waiting any longer, and the client may have already started looking for other options. Please keep in mind that once we lose the client, we lose half a million dollars.

Best regards,
Lucy

訳: マイク、下記の件で早急な返答が必要です。顧客をこれ以上待たせておくことはできません。彼らはすでに競合への乗り換えを検討しているかもしれません。この顧客を逃すと50万ドルの損失が出ることを覚えておいてください。
ルーシーより

音声はこちら↓

ASAP」は「As soon as possible」の略で、「早急に」という意味ですね。

発音は「エィサップ」に近いです。音声データでご確認ください。

強い表現を感情的にならずに催促するには文章のこれくらいの長さが必要です。

この表現はプロフェッショナルかつ非常に強い催促です

これはかなりきつい表現です。

2回目の催促メールの章で説明した通り、アメリカ人はイライラを表現するために、返信が必要な理由をを長文にして、詳細に説明することがあるのです。

ルーシー
ルーシー

感情的なことを書くのはプロフェッショナルではないので、理由を冷静に説明することでフラストレーションを表現するのよね。「あなたが返信しないせいでひどいことになります」というニュアンスを伝えることができるわ。

上記のように書けばあなたのフラストレーションを十分に読み取ってくれるはずです。

催促3回目のメールのコツとは?

催促も3回目なのでよりストレートな表現を使用しても良いでしょう。いくら待っても返事が来ないけど、どうしたの、というニュアンスを出します。

最後の例文のように理由の部分を長く、詳しく書くと、非常に強い表現になります。

まとめ

以上、依頼メールを出したのに返信がこない場合の催促メールのフレーズを3段階にわけて紹介しました。

アメリカでは上下関係のない同僚に依頼をするのは気を使いますよね。ぜひここで紹介した例文を参考に、催促のメールを書いてみてください。幸運を祈ります。

最後に要点を以下にまとめてみました。

  • 催促1回目、2回目、3回目、と順を追うごとに表現を強めていく
  • 返信して欲しい理由を長文で詳細に書くと、こちらのイライラを表現できる。

ここまでやっても返信メールが来ない場合は、なにか原因があるのかもしれません。その場合は、返信メールが来ない理由とその対策の記事を参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。コメントを残していただけると作者が喜びます。

コメント