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前置詞がよく理解できないあなたへ、この記事で解決するかも



今回は、前置詞とは?という基本的なことをお話ししたいと思います。

というのは、私も前置詞が理解できず8年以上悩んだからです。

わたしが英語を学んでいてまず真っ先につまづいたのが前置詞でした。中学、高校と英語が苦手だった理由の一つが前置詞だったのです。

そりゃ基本的なことはやりましたよ。

Inは〜の中に、とか、Onは〜の上に、というよりは接触している状態だ、など、そういうことは勉強したんです。

日本語の〜の、とか、〜と共に、などに引っ張られずに、図解をみたりして、イメージとして捉える努力もしました。

しかし、そういうことが理解できていないのではなく、なにか変だ、と思っていました。

何か得体の知れない、理解し難いものが前置詞にはありました。

でもそれが何だかわからない。何がわからないのかが分からない。

それが、ある日突然腑に落ちたのです。

もしもあなたが英語は大の苦手で、いくら勉強しても前置詞がよくわからないなら、ひょっとしたらこの記事が助けになるかもしれません。

わかっている人には、なんだ、当たり前のことじゃん、というすごく単純な話だし、こんなのはどの文法書にも載っているあたりまえのことなのですが、私はこれを理解するまでに数年を要してしまいました。

なので、同じように前置詞がわからない人がもしいたら救いたいと思い、この記事を書きます。この記事によってたとえ一人でも救われる方がいましたらとても嬉しいです。

前置詞句は形容詞、または副詞として機能する。

さて、前置詞で私が発見するのに数年を要したこととは、、、

結論から先に言ってしまうと、私が発見したのは、前置詞句には副詞的用法と形容詞的用法がある、ということです。

これがわからなかったおかげで、前置詞をいまいち理解できない魑魅魍魎に感じていたのです。これを発見してからは前置詞で困ることはなくなりました。

これだけでは何を言っているのかわからないですよね。簡単な例文を使って説明します。

まずは以下の例文をご覧ください。

You can use the calculator on the desk.

上の英文の意味は、「机の上にある計算機を使っていいよ」ですよね。

On以下の前置詞句に注目してください。机の上に、という意味ですね。

これが直前のCalculatorにかかって、「机の上にある計算機」となるわけです。

On my deskCalculatorにかかって、どんな計算機かをより詳しく説明しているわけです。

つまり、On the deskは計算機を修飾しているわけです。形容詞の働きをしているのですね。

では、次の例文はどうでしょう?

Can you put this calculator on the desk?

上の英文の意味はどうとるでしょう。

最初の英文と同じようにCalculator on the deskが文中にあります。

先程の例文にならって、Calculator on the deskを「机の上の計算機」、とやってみましょう。

となると、この文の意味は「机の上の計算機を置いてくれない?」となるのでしょうか?

どこへ置くのでしょうか?

何か変です。

ここで、「どこへ置くのかが説明されていない」ことに注目して、解釈を変えなければいけません。

つまり、On the deskCalculatorを修飾しているわけではない、と考えます。

じつは、On the deskは直前のCalculatorではなく、Putにかかるのです。

Put…on the desk、机の上に置く、つまりPutにかかって、どこに置くのかを説明しているわけです。

よって、この文の意味は「この計算機を机の上に置いておいてくれない?」でした。

On the deskは副詞句として働いていたわけです。

前置詞句が分からなければ、それが形容詞句か副詞句か分析してみる

私はこのことが長年わかりませんでした。

上の2つの例文では、最初の文の前置詞を副詞と考えて「計算機を机の上で使って良い」と間違って理解したり、

あるいは、2番目の文の前置詞句を形容詞と誤解して「この机の上にある計算機をおいてくれない?」などと訳してしまったりしていたのです。

このことを発見してからはすっかり腑に落ち、前置詞で悩むことが少なくなりました。

一読して理解できないときは、前置詞句は形容詞句なのか副詞句なのか分析するようになったからです。

例えば以下のような例文に出会ったとします。

Small children like to watch cartoons in general.

In general(一般的に)なんてよく使われるので今なら簡単にわかります。しかし、英語の学習をしたばかりの時はこれが形容詞句なのか副詞句なのか戸惑うかもしれません。

とりあえずIn generalを形容詞句として、直前のCartoonsにかかると推測したとします。

するとこの文の意味は、「小さな子供は一般的なアニメーションを見るのが好きだ」。

ゆずピザ
ゆずピザ

ん?なんかおかしいな、「一般的なアニメーション」ってなんだ。

ゆずピザ
ゆずピザ

今、形容詞として捉えたから、今度は副詞にして、、、
すると、In generalWatchにかかるから、、、

「一般的に、、、見る」、と考えて、、、

この英文の意味は、「一般的に、小さな子供はアニメーションを見るのが好きだ」。

ゆずピザ
ゆずピザ

うん、これなら意味がとおるな。

という感じで、以前ならよくわからずやり過ごしていた文も、攻略できるようになりました。

まとめ

というわけで、前置詞がすっかり理解できるようになりました。ここまでをまとめます。

  • 前置詞句には、直前の名詞を修飾する形容詞的用法と、動詞を修飾する副詞的用法がある。
  • 一方の用法で理解してみておかしかったら他方をためす。

これを理解するのに8年以上もかかってしまった。

というわけで、前置詞句には形容詞の働きをする場合と、副詞の働きをする場合がある、ということを長々と説明しました。

そんなの当たり前じゃん、知ってたよ、と言う人はかなりいると思います。

しかし私はこのことに気づくのに何年もかかってしまいました。

だから私はこの記事を、何もわからなかった25年前の自分に話すような気持ちで書きました。

この記事で一人でも救われれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。コメントを残していただけると作者が喜びます。

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