英語を学ぶのに一番良いのは一日中英語のシャワーを浴びること、などと言います。では、英語圏で暮らし、英語がネイティブの人がパートナーなら英語学習には最強のはずですよね。
はたしてどうなのでしょう?
私の嫁のルーシーはアメリカ人で、結婚して13年目になります。この間、英語の勉強になったのでしょうか?そこら辺を話してみたいと思います。
パートナーがネイティブの場合の英語の学習の優位性
ネイティブのパートナーと暮らして英語のリスニングは伸びた
アメリカ人と結婚して、英語力で一番伸びたな、と思うのはリスニングです。結婚当初私はアメリカには9年いましたが、親しい友人は日本人だし、アメリカ人と会話をする機会はそれほど多くはありませんでした。
英語力はまだまだネイティブとは程遠いと感じていました。それが結婚すると一転して1日の会話のほぼ100%が英語になったのです。
その頃でもルーシーと1対1の会話はなんとかできていました。そうじゃなきゃそもそも口説けませんから。しかし、彼女の親戚同士の集まりとなると、もうお手上げでした。
複数人のクループの会話を理解して、さらに話に参加するというのは結構高度なリスニング力が必要です。最初はルーシーの実家に行っても、大人しくしているしかありませんでした。

確かにあなた、おとなしかったわよね。あと、辺なリアクションすることがあったわよね。ちゃんと会話についてきていない、みたいな。
しかし、5、6年たったあたりから会話についていけるようになり、話にも参加できるようになりました。2020年に初めてTOEICを受験したのですが、リスニングは495点中490点でした。
この間、特に英語の勉強はしていません。ただ、仕事と家庭で100%英語環境にいただけです。
やはり、アメリカ人と国際結婚してパートナーになったことにより、リスニングには好影響があったようです。
ネイティブがパートナーでもリーディングは伸びなかった
一方、いくらアメリカ人と国際結婚して英語のシャワーを浴びても、リーディング力は伸びなかったようです。私はあまり読書は好きな方ではなく、英文を読むのは仕事でのメールや技術的な仕様書、たまにネットで好きなバイクの試乗記などを読むくらいです。
アメリカの大学に通っていたので、教科書は読みましたが、卒業後の読書量はめっきり減ってしまいました。おかげでかどうか、2020年に初受験したTOEICのリーディングは495点中395点と、惨憺たる結果でした。
というわけで、英語のネイティブと国際結婚して100%英語の環境になっても、リーディングは伸びなかったようです。もしかしたら学生時代よりも落ちたかもしれません。
英語を勉強する上でのネイティブのパートナーのメリット
というわけで、一応リスニングには効果を発揮した国際結婚でした。
ここでは、英語を学ぶ上でネイティブと国際結婚をしてメリットになったと感じた点を挙げます。
メリット①練習量が相当増える
国際結婚のメリットは、まずなんといっても会話の練習量が相当に増えることでしょう。結婚以前は一人暮らしをしていました。家に帰っても話し相手はおらず、テレビをみて過ごす毎日です。これが結婚後、劇的に変わりました。
英語を練習するにも、テレビやラジオで受け身で聞くだけの場合と、生身の人間と相手の反応を見ながら会話をするのとでは全然違います。これはかなり英語力向上の助けになったと感じます。
メリット②グループでの会話の機会が増える

先ほども述べましたが、英会話は一対一でなく、グループの会話になると格段に難易度が増します。
結婚した後は、ルーシーの親戚との付き合いも増えました。さらには、ルーシーの友人たちとの交流もふえました。皆で飲み会にいって、一人黙っているわけにも行きません。
これがグループの会話のよい練習になったと思います。
メリット③英語のドラマを見るので、こちらもついつい見てしまう。
我が家にはテレビが一台しかありません。ルーシーはかなりテレビが好きで、ネットフリックスでラブコメをたくさん見ます。私一人だったら見ないであろうドラマをたくさん見るので、私も釣られて見てしまいます。
これが結構英語の練習になったのではないかと思います。
ストーリーについていけないは気軽にルーシーに訊けるので、これが英語の理解の助けになりました。
メリット④わからない単語、熟語、英文をすぐに訊ける
テレビや会話の中、あるいは小説を読んでいてでわからない単語や文章が出てきたら気軽に訊けるのもメリットです。辞書で調べる手間が省けるというのもありますが、その深いニュアンスや、具体的な単語の使い方を生で訊けるのは貴重だと思いました。
例えば、以下の記事にあるように気軽に質問したりしています。小説を読んでいて気になったところを質問した時のエピソードです。一人で考えているよりも全然効率が良いです。
メリット⑤発音がダメだと通じないので、真剣に発音を勉強するようになる
ネイティブがパートナーだと、発音の矯正に役立ちます。カタカナ発音だと通じません。
私の経験ですが、LとRを違えるとほんっとに通じませんよ。
あれは日本人の感覚からすると例えば、「もって」と「とって」くらい違う発音に聞こえるようです。
だから、正確な発音で話そうと気をつけるようになります。自分で正確な発音がわかるようになると、リスニングの上達にも役立ちます。
ネイティブがパートナーでも、これは伸びないな、と思う項目
以上、英語を学習する上ではメリットばかりのネイティブとの国際結婚ですが、それでも自分で勉強しなければ伸びないな、と思うことはあります。
やはり、ある程度の基礎は自分で学習しないと、ネイティブと国際結婚しても伸びないのでは、と思います。
英文法は自分で勉強しないと伸びない
文法は自分で学習しないといけませんね。
文法の知識があると、ルーシーに間違いを指摘された場合、なぜそれが間違いなのかがわかるので、応用がきくのです。これは、算数に似ていると思います。
2+7=5というのは間違いで、正しくは9である、などと指摘されてもそれを丸暗記するだけでは、5+2の場合や、7+8の場合など、個別にいちいち覚えていてはキリがないですよね。
そうではなく、足し算の基礎をまず学び、どうして2+7=5が間違いであるのかを理論的に理解するから他の足し算のパターンにも応用できるのです。
英語もこれと同じで、文法という基礎があれば、間違えた場合に、応用をきかせて覚えることができます。ネイティブは文法の基礎は教えてくれない、というか、我々が日本語の文法をうまく説明できないのと同様に、ネイティブは文法を理性で理解していません。
なので、文法は自分で学ぶ必要があります。これは、ネイティブをパートナーにして英語のシャワーを浴びれば自然と身に付くわけでもないです。
発音の基礎は自分で勉強する必要がある
発音はしっかりと勉強しないと、英語のシャワーを浴びるだけでは難しいです。日本語環境で育つと、発音の基礎がカタカナなので、いくらリスニングをやっても、いつまでもカタカナ変換にしてしまうのです。
発音は基礎を行なって、聞くたびに、覚えた発音記号のどれに当てはまるのかを認識しなければいつまでたってもだめです。
ちなみにSquarrelって言えますか?
これが非常に難しくて、言えるようになるまでにルーシーに何度も付き合ってもらいました。こういうのはネイティブをパートナーとするメリットですね。
リーディングは伸びない
前章でも説明しましたが、私のリーディングは結婚後もまったく伸びなかったようです。文章で使われる単語は会話で使われる単語よりも遥かに多いです。会話をしているだけではその方面の語彙が伸びません。
TOEICのリーディングの語彙は大したことはないのですが、速読力が要求されます。この速読力も、ただネイティブと会話しているだけでは伸びないようです。
事実、私のリスニングは結婚後伸びましたが、リスニングは伸びなかったようです。TOEICでリーディングで恥ずかしい点数をとってしまいました。

ネイティブがパートナーでも、英語力は人それぞれ
というわけで、ネイティブがパートナーなら英語はまったく勉強しなくても伸びる、というわけにはいきません。私の他にもネイティブと国際結婚した日本人を幾人が知っていますが、英語力という点では人それぞれでした。
私が働いていた会社のある工場長は、在米30年以上、国際結婚で相手の方はアメリカ人でした。その方は早口だし、一見英語ペラペラに見えます。しかし、しばらく会議などで話してみると何か妙に感じることがありました。
定型句ばかり使い、込み入った話ができないようなのです。
ある日、その方から来たメールをみてびっくりしました。文法がめちゃくちゃだったのです。早口でペラペラしゃべるので、英語のできない人からみるとすごいと思うのでしょうが、あまり英語の理解はできていない方だったとおもいます。
もう一人、アメリカ人女性と結婚した日本人男性を知っていますが、その奥さんは日本語が話せました。その男性ははあまり英語が上手くありませんでした。おそらく、家では日本語で会話をしていたのでしょう。
もちろんペラペラで、私じゃかなわん、という人も沢山いました。
やはり、パートナーがネイティブでも、英語力は人それぞれ、ということになります。しかし、英会話の練習量は圧倒的にふえて、英語学習に有利なのは確かです。
ちなみに、こういう「ありきたりな」結論で締めくくることを「Cliche」といいます。

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