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英語ではあいづちは失礼?アメリカ人が解説

日本語では会話の潤滑油として相槌は必須ですよね。

「うん」とか「ええ」とか会話の合間にうなずきながら相槌を打つのは、話し手にに興味があるという意思表示です。

ところがこれが英会話だと多少違ってくるんです。

渡米してすぐにわかったことですが、アメリカ人はあまり相槌を打ちません。

ゆずピザ
ゆずピザ

ねぇ、ルーシー。ちょっとこっちきてこの動画を観てみて。1:30:30辺りから二人で会話しているシーンだよ。日本語だから意味はわからないだろうけど。

ルーシー
ルーシー

どれどれ

ゆずピザ
ゆずピザ

どうだった?

ルーシー
ルーシー

もちろん意味はわからないけど、左の人が「はい、はい」言い過ぎな感じね。ちゃんと話を聞いているのかしら。

というのがルーシーの感想ですが、どうでしょう?日本人からすると全然普通ですよね。

しかしアメリカ人のルーシーにはちょっと相槌がしつこすぎるように感じるのです。

日本語の会話では「はい」、「そうだよね」などと、頻繁に相槌を打つことで、相手に興味があり、テンションが高いことを示しますよね。

英会話ではこれと同じノリでYeahとか、ah-ha を連発してしまうと、相手は違和感を感じてしまうのです。

真面目に話を聞いているのか、と思われてしまうんですよね。

私も、渡米してまもない頃はこれがわからずに、相手に変な顔をされていました。

最初は意識して相槌を控えたものです。

ちなみに、ジェイソン、モモアさんへの英語のインタビューの動画をご覧ください。質問と質問の間は相槌を打っていません。

次に中田敦彦さんの重大発表の動画をご覧ください。聞き手の方が「はい、はい」と相槌を打っているのがわかります。日本語ではこのように聞き手が相槌を打って信頼関係を構築しますよね。

上の2つの動画はどちらも聞き手が相手の話をよく訊かなければならないシチュエーションです。どちらも聞き手の方は相手を尊重しています。だだ、その方法が日本語と英語で違うのです。

私は仕事で日本人やアメリカ人と話すことが多々あったのですが、相槌の打ち方は意識して使い分けていました。特に目上の人には気を使ったものです。

もちろん、打ち解けた場面では英語でももうちょっとお互い干渉し合います。

下の動画はトークショーのようです。お互いじっくり話をきいているわけではありませんが、それでも日本語よりは言葉のキャッチボールに近いです。

ルーシー、日本での相槌体験

ルーシーが私と結婚した翌年に日本にある私の実家を訪ねたときのことです。

ルーシーは日本への訪問は初めてでした。

私の親族はルーシーを歓迎してくれ、親族一同で夕食をともにしました。ルーシーは日本語を話せないので、私の隣でじっと皆の様子を意味がわからないながらも観察していました。

夕食の後、ちょっと興奮気味にルーシーはわたしに次のように話してくれました。

ルーシー
ルーシー

あなたの親戚って本当に元気いっぱいね。まるで皆が同時にわぁーっとしゃべっているみたい。話を聞いているんだかしゃべっているんだかわからない感じ。

ゆずピザ
ゆずピザ

いや、君の親戚でもあるわけだけど、、まぁ言われてみればそうかもね。

クリスマスやサンクスギビングには私はルーシーの実家で彼女方の親族のパーティーに行くわけですが、確かに私方の親族とは雰囲気が違います。

日本のように相槌をあまり打たないし、相手の話を遮らずに最後まで聞いてからもう一人が話し出すのです。

なので、声も若干おとなしめで、落ち着いた雰囲気になります。その違いにルーシーは驚いたのです。

英会話では相槌はあまり打たない。

というわけで、英会話ではあまり相槌を打たずに、相手の話が終わるまでしっかりと聞くのが普通です。

逆に英語圏の人はルーシーと同じように日本の相槌の打ち方にカルチャーショックを受けるようですね。

下の動画をご覧ください。良い聞き手になるには、静かに相手の話をきき、自分の順番を待つが、日本では相手の話の途中で相槌を打たなければむしろ失礼だ、と述べています。

英語のアクセントから、北米の方と推測します。

本当に文化の違いって面白いですよね。

英語での会話はまさに「言葉のキャッチボール」です。

相手がボールを持っている間はこちらは黙って相手の話を聞き、自分の話す順番を待つ、という話し方が好感を持たれます。

英語にも確かにuh-huやI seeなど、相槌に相当する言葉がありますが、できるだけ控えた方が無難です。

最後までお読みいただきありがとうございました。コメントを残していただけると作者が喜びます。

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