小説、「トワイライト」の原書を読みましたので、今回はその英語のレベル、本書の魅力など、雑感を述べてみます。
トワイライトは2009年に出版された、ステファニー メイヤー著の小説です。ニューヨークタイムズのベストセラーにもなりました。
10代の女性を中心に大人気で、2008年には映画化もされましたね。
舞台はアメリカの高校で、主人公の女子高生と謎多いイケメンの男子高生との恋の物語です。
これにファンタジーの要素が入ります。
トワイライトはシリーズ物で、全4巻あります。「トワイライト」はその第1巻です。
アメリカ人のルーシーが本書の大ファンで原書が全巻彼女の本棚にあります。
せっかくだからトワイライトだけ読んでみました。
50代のおっさんが10代の女性向けのファンタジー恋愛小説を読むのもなんだかな、と思いますが、ルーシーの本棚にあって、タダなのでとりあえず読んでみました。
英語のレベル、どのような本なのかの雑感などを述べてみます。
「トワイライト」英語のレベル
まずは本書の英語のレベルの話をします。TOEIC885点の私の感想です。
本書はアメリカの10代の女性向けに書かれたものと思います。アメリカ英語に慣れた人ならかなり読みやすいと思います。
ファンタジー要素があるといっても、舞台は高校生活で、特別な専門用語も出てきません。私はルーシーの持っていたペーパーバックで読みました。
紙の本は電子書籍に比べて知らない単語を調べづらい、という欠点がありますが、トワイライトは辞書なしで読めました。
知らない単語はまあまあ出てはくるのですが、ストーリーがわかりやすく、また文章も易しいので、知らない単語は読み飛ばしても難なく読めました。
作者がアメリカ人で、私がアメリカ在住なので、使われている表現に馴染みがあったから、易しく感じたのかもしれません。
ハリーポッターも読んだことがあるのですが、ハリーポッターの作者はイギリス人で、そのせいかトワイライトの方が読みやすいと感じました。
トワイライトは今使われているアメリカ英語を学ぶには良い本だと思います。
トワイライトの魅力
続いては本書の魅力について書いてみます。
トワイライトはファンタジーの入った恋愛小説です。主人公のベラと謎多き青年エドワードの愛の物語です。
私は映画も観ましたが、映画よりも恋愛物語寄りです。アクションは少なめです。
エドワードは線が細くて無口な、しかし力強いとってもイケメンな男子高生です。
なんというか、すごく優しげなのにいきなり壁ドンとかやりそうなタイプと言いましょうか、、そんな感じです。
エドワードは謎多き青年ですが、話が進むに従い次第に彼の正体が明らかになってきます。小説なので、あなた自身でエドワードの姿を想像して楽しんでください。
小説のかなりの部分が二人のやりとりに割かれています。ここを楽しめるかがポイントだと思います。アメリカ人のルーシーは本シリーズの大ファンなのですが、このやりとりが非常に面白くて夢中になった、と言っています。
一方、主人公のベラはちょっと内気な普通の女子高生という感じでしょうか。何人もの男子にダンスパーティに誘われたりもするので、かわいい女の子のようです。
ベラはエドワードのイケメンぶりに一目惚れ、エドワードもベラに惹かれていきます。
と、このような感じの小説です。「面白そうだな」と思ったなら、読んでみても良いと思います。
まとめ
と言うわけで、トワイライトの原書の紹介をしてみました。
使われている英語は現代のアメリカの英語で、舞台は高校生活。比較的読みやすいと思います。
ファンタジーが盛り込まれた恋愛小説。映画よりもアクションは少なめです。ベラとエドワードのやりとりが中心に物語が進みます。
興味を持たれたら読んでみてはいかがでしょうか。
それではまた、と言いたいところですが、
次の章ではもう少し(ほんのちょっとだけ)アメリカ人のルーシーが感じた本書の魅力をすこし紹介しますが。エドワードの正体でネタバレしていますので。それが嫌な方はここで読むのを止めることをお勧めします。
映画なんかを観ていてもうエドワードの正体は知ってるよ、という方は読み進んでみてください。
本書の魅力ちょっとネタバレ
えっと、ここからちょっとネタバレします。ネタバレと言ってもエドワードの正体をバラすだけです。でも気になる方はここは読み飛ばしてください。
…
…
…
…
ここからネタバレ開始、、、
物語が進むにつれエドワードがバンパイヤであることがわかってきます。
面白いのは、エドワードはバンパイヤなのでベラの血を吸い尽くしてしまいたくてたまらない、ところが彼女を愛していてすごく大切なので、そこをぐっと我慢しているところですね。
ルーシーはそこが魅力だと言っています。
そう、そこがゾクゾクするのよ。
男の私にはよくわかりませんが、ここらへんの描写が本にはたっぷりと書かれています。こういうのが「面白そうだな」と感じたら本書を読んでみる価値ありです。
コメント